今回はdynabook T552シリーズ(互換機:BX/35 B252etc)などの液晶交換を写真付きで解説します。

液晶交換したことが無い方でも簡単に交換できるベアボーン式パネルがありますので、下記参考にしてください
液晶の取り外し
dynabook T552/36HB PT55236HBMB
目隠しシールを外します。精密機械用極小マイナスドライバーが良いです。隙間にグイッと押し込んでえぐってください。
少しえぐりとこうなります。中の両面が団子になってしまいました。これは悪い例です。
こんな感じで団子になるので、復元する時は改めて両面テープを貼ってください。
4つネジがあるので、それを取ります。
下側2本はドライバーが垂直に入り難いです。
(注意)ネジが舐めないように充分注意してください
フレームは薄いです。少しずつ外していくのが液晶フレーム外しの鉄則です。
そうすると、フレーム爪が外れて簡単に取れます。
ここは多少テクニックが要りますがので、精密機械のドライバーなどで少しずつ空間を開けながら取ってください。
フレームが外れます。
次が最大の難所です。両端下のこのネジを外せば天板が外れます。そうすると後は簡単に液晶が交換できます。写真のように安易に回すとネジがなめてしまう可能性があります。
下記のようにできるだけ細いドライバーでできるだけドライバーと液晶が直角に入るように工夫してください。回すときも要注意です。
2つのネジが外れると天板が直ぐに外れます。
無線のケーブルが付いていますので注意してください。
LTN156AT24-T02(SUMSUNG)の液晶になります。
ちなみにSatelliteB252の液晶はLTN156AT24-T01(SAMSUNG)ですので、追番が違うだけでほとんど同じです。
最後に6つのネジを外せば液晶が取れます。終了です。
今回、2つの同型姉妹機種のdynabook T552 及びSatellite B252どちらも作りは同じだった。
B252の液晶をSatellite L35に移植した時に分解した時の記録もあるので、参考にしてください。
工程はほとんど同じだ。
構造的なことを言うとボディを分解して、ヒンジを取り外して後に液晶交換をするのが本来の姿なのかもしれない。
ただ、そうすると大がかりな分解プロセスになるので、メンテナンスとしてはできるだけ本体へのダメージを少なくしたかった。
そうすると、ある程度テクニックが必要だ。
今回ネジ外しの時にテクニックを使ったが、あれは非常にリスクを負うので慎重にやって欲しい。もし、ネジがなめる(ネジがバカになる)と一般の方では取り外し不可能になる。
簡単になったとは言え、やはりまだまだ精密機械だ。
専用工具などはできるだけ揃えてチャレンジしてください。
では、また!