海外から部品を調達
2017年後半から海外のサプライチェーンからバルク部品を仕入れ、部品ショップを立ち上げました。
海外モデルと国内モデルで利用可能な機種の互換性を調べ、海外の業者から部品を買い付けています。
それを専用のラボ(リペア研究所)で動作確認し、部品として再生販売しています。
苦労する点
私はとにかくdynabookブランドが好きですので、2005年くらいからずっと機器を調べ、データ化してきました。
言わば、メーカーが提供するものではなく、生のデータです。
旧東芝PC(dynabook inc)は海外モデルとある程度互換関係がありますが、モデルによっては微妙にコネクターのピン数が違ったりと電圧が異なったりと意外とデリケートな部分もあります。
そこは私が長年生データとして蓄積してきた国内仕様と海外仕様の比較データベースを元に部品番号で仕入れをしています。
苦労する点と言えば、品質の安定化です。
中国や海外のサプライチェンはお国柄か?平気で中古を新品として送ってきたりしますので、それをどう予防するか?ここがポイントと思います。
私が仕入れている業者は非常に丁寧で真面目な方が多く、その対応も信頼できます。
しかし、どんなに信頼あるパートナーでも大量の部品の不良等は分からないと思います。
ですから、品質を安定して提供していく難しさを痛感しています。
動作確認
販売していく上で返品率を下げるための努力は必要です。
ですから、バルク部品は必ず入荷次第、動作を確認していますが、どうしても返品が発生する場合もあります。
これは動作確認時に不具合が出ないものです。
その為、できるだけポイントを押さえて動作確認するようにしていますが、これまた時間の関係で100%できないことが悔やまれます。
仕入れできない部品
バッテリーなどは基本部品取りでの販売になり、メーカー以外からは仕入れしません。
これはリチウム電池の関係です。
国際的に発火懸念があるリチウム電池は販売のリスクもありますので、劣化の度合いをYOUTUBE視聴時間で提供する目安時間販売をしています。
本来、ノートPCはバッテリーこそ必要ですが、販売のリスクを考えた場合、止むを得ない処置と思います。
バルク部品は1つ1つに思いを込めて検査していくことで一人前になって巣立っていきます。
動作確認をしている時間は考えようによっては楽しい時間です。
これからのビックデータ時代はどれだけシンプル、どれだけ簡単に欲しいものが探せるか?だと思いますので、部品専門店という響きは必ずネット社会で認知されると思います。
私のセルフリペア活動
人類が新型コロナに遭遇して、考え方が大きく変わりました。
それは「個の生き方」です。
21世紀に入り、個人個人がスキルを有して行かなければ、社会から必要とされない社会になったからです。
それはAIやDXと言った考え方が普通になり、労働ということを全てコンピュータがしてしまう時代になったからです。
一般的にはパソコンの修理など、専門家が行えば良いのですが、スピード、データ保全そしてコストなどの問題から、自分で修理するというセルフリペアという考え方が当たり前になったのです。
専門家になる必要もなく、勉強もする必要もありません。
できるところは自分でする、できないところだけ専門家に任せるという考えたですので、是非、こういう考え方があると知ってください。
きっと役立つと思いますよ