キーボードのキー1個だけ故障した場合、メーカー修理に出すとキーボードの丸替えとなります。
調子が悪いのはキー1個だけなのに?と思われる方のために自分で修理する方法をご紹介します。
成功すれば数百円、数十分で直せるかもしれません。
失敗の可能性もありますが、元々はキーボード丸替えになるところだったのですから、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
まずは部品の説明から
キーボードのキーは3層構造になっています。
キートップ
一番上にあるのがキートップ。キーボードの顔で文字が書いてあるカバーになります。
パンタグラフ
キートップをはずすと、プラスチックのバネになる部品を「パンタグラフ」といいます。2つのパーツが連動して動く仕組みになっています。
本体とキートップをつなぐ大事な部品です。
シリコンクッション(ラバードーム)
キーボードを押した時に跳ね返すためのバネの役割をします。パンタグラフが壊れた時に一緒に無くなっている事に気づく事が多いです。
症状別修理方法
キーがカパカパする、とれた ⇒ キートップ交換
この現象の場合は、キートップに問題があります。
キートップは、このように爪でひっかける仕組みになっていますが、この赤の「爪」が折れる事が最も多いです。
キートップの修理手順は下の記事をご参照下さい。

(キーボード1つだけ修理)キートップ(動画有り)Satellite B35 dynabook B45 B55 B65
東芝 Satellite B35 dynabook B45 B55 B65シリーズのキートップの取り付け方法です。動画有り
キーの文字が薄い?読めない?
使っているうちに文字が消えている場合、簡単に治せるキートップ補修シールがあります。
文字消え、文字欠けしているキーはこれを貼るだけでOK!

東芝 dynabook Satellite キーボード補修シール(ブラック/ホワイト)
東芝 dynabook Satellite キーボード補修シール(ブラック/ホワイト)
キーの戻りが悪い ⇒ パンタグラフの爪が折れている
大てい、赤印の部分の「爪」が折れています。この耳の部分が折れやすいのです。
パンタグラフの修理手順は下の記事をご参照下さい。

(キーボード修理)キー1つだけ(動画有り)dynabook B45 B55 B65 Satellite B35
ノートPCのキーボードのキーが一つだけ壊れた!1部のキーの動きがおかしい、押せないなどの場合、修理に出さずに自分で修理する方法です。動画有り。対象は東芝 Satellite B35 dynabook B45 B55 B65シリーズです。

(キーボード修理)パンタグラフの交換手順
パンタグラフの付け方 dynabook Satellite B25 B35 B45 B55 B65 シリーズで説明します。 (パンタグラフは機種によって異なります。) 参考 パンタグラフの裏と表(下記の方向に付けてくださ続きを読む
シリコンクッションが無くなった⇒シリコンクッションを取り付け
シリコンクッションはパンタグラフ修理の時に無くなる事が多いようです。
シリコンクッションの修理手順は下の記事をご参照下さい。

(キーボード修理)シリコンクッションの修理手順
キーボードのキー1個が故障した際、中央のゴムが無くなるケースもあります。 このゴム?意外と重要なのです。 キートップ(カバー)を跳ね返すためのバネなので、これが無ければキーは打てません。 シリコンクッションの修理手順 d続きを読む