液晶画面にトラブル
液晶画面の左上に黒丸があり、どんどん大きくなってきたということでパネル交換を実施します。
これは自然な現象で小さな斑点が次第に大きくなっていくというもので、液晶特有の症状です。
液晶交換
本体:PB453JNBPR7HA71
この機種の本来の液晶型番はLTN156AT30-601のですが、互換液晶のLTN156AT35-301でも利用可能です。
価格は1万円以内で入手できると思います。
ヒンジ部分のカバーの目隠しシールをまず外します。精密機械用の小型マイナスドライバーでえぐるように綺麗に取ってください。
出来なければ、早めにカッターなどに切替えてください。とにかく鋭利なものでなければ傷が付きます。
ネジが見えるので、それを外します。
次にヒンジを外します。ネジを外すと外側にスライドして緩めます。
天板を少し開けた状態で下に押し出すと簡単に外れます。
写真のように左右ネジを外します。液晶と本体を固定しているネジはこの2つです。
次にフレームを外してください。写真のように指でえぐるるように取った方が良いでしょう。
フレームを外す順番は①~④の順が良いと思います。
赤枠のフレームを外す時は注意してください。上部が外れて隙間ができますので、指で慎重に外してください。
液晶が外れます。赤マル部にフラットケーブルの接合部分がありますので、注意してください。
ケーブルは矢印の方向に取れますので、コネクター部分を損傷しないようにお願いします。
現行の液晶です。
LTN156AT30-601 G33C0007U110 5FEB77409H 42S038UA
新しい液晶はこちら
型番:LTN15677AT35-301 CEDGP018X7TBRE 5FEKGC204N
他にもSatellite B554などで利用されているLG電子パネル LP156WH3も適合可能です。
コネクターを入れ替えて、テストで電源を入れると正常に映りました。
次にフレームを付けます。上部の場所は簡単に取り付けられますが、下部の方が少し慎重に行ってください。
あまり強く押しすぎると液晶を傷つけます。最悪は割れてしまいますので、充分注意が必要です。
一旦天板を締めて写真のようにへらか何かで強く上に押し上げてください。そうすると「カチッ」と言います。
液晶交換完了!
互換液晶は沢山あると思います。
比較的簡単に交換できる機種ですので、チャレンジしてみましょう!
液晶交換ができない場合
液晶交換が技術的に無理な場合はベアボーン式液晶パネルで一挙に交換できます。

dynabookのリペアパーツを探す
液晶パネル、ヒンジ、ヒンジキャップなど、メンテナンスに必要なパーツを販売しているサイトは下記バナーよりお入りください。