セルフリペアのポイント
セルフリペア(自分修理)はいろいろなリスクがあります。
最も注意して欲しい点の4つを説明していますので、是非初心者の方は参考にしてください。
1,分解はできたが、元に戻せなくなる
2,ファンのコネクターを破損させる
3,ネジが舐めてしまう
4,フラットケーブルコネクターを破損してしまう
この4点さえ、注意すればセルフリペアはどんどんチャレンジしてください。
では、具体的に説明します。
分解はできたが、元に戻せなくなる
その修理に分解が伴う場合、分解工程をスマホなどでできるだけ細かく撮影してください。
組み立て(戻し作業)時に分からなくなった場合、写真を見ながら戻せます。
何枚撮っても後から消せばよいですから、慎重になり過ぎるくらい撮影しましょう。
ファンのコネクターを破損させる
このコネクターはファンが良い例ですが、下記のようなコネクターを破損させてしまうケースがあります。
パソコンのコネクター類は下記のように極細の芯ですので、ちょっとでもずれがあれば下記のように破損します。
これを戻すのは至難の業です。
最悪はマザーボード丸替え交換でドツボにはまります。
ネジが舐めてしまう
ネジ舐めは突然襲ってきます。
一瞬の隙から、ドツボにハマります。
ネジは一度舐めると負のスパイラルに入りますので、1つ1つ慎重に緩めてください。
※メーカー品はネジを外す前提に作られていません。むしろ、ネジが緩まないように薬剤を付けてしめていますので、非常に固いです。
精密ドライバーを使う方は取っ手が細く不安定な状態からネジを回すため、ネジ舐めが多いです。
(注意)
ネジのサイズとドライバーのサイズは必ず合わせること!
ネジを回す時は下記のようにニッパーなどで固定して回してください。
フラットケーブルコネクターを破損してしまう
フラットケーブルを固定しているラッチやコネクターを破損するケースが多いです。
これは一度破損すると戻りません。
下記のようなキーボードのフラットケーブルのコネクターが破損するとテープ止めや他の方法では無理です。
自動的にマザーボード交換が決定しますので、充分注意してください。
どんなコネクターでも恐る恐るくらいの気持ちでロックを解除してください。
下記のような爪を壊したらマザーボード丸替えになりますので、要注意です。
ゆっくり丁寧にはずすことが基本です。
実は上記4点は全て私の失敗談です。
セルフリペア初心者時代に犯したミスですので、それを伝えたいです。
テクノロジーがどんなに進化しても、パソコンは精密機械ですので、誰でも簡単にメンテナンスができるか?と言えば、できません。
ただ、注意点を十分理解し、それなりの覚悟で実施すれば、大きな失敗はないと思いますよ。
以上