サポートの概念
最近パソコンサポートの流れが変わってきました。
つまりパソコンの登録制ですね。
これは富士通などがいち早く取り入れAzuby会員の「登録しないとサポートしません」という考え方と同じです。
本来これが当たり前のことなのですが、まだまだ日本は自動車や家などの高額品とは違い、パソコンの登録制を義務付けられていませんから難しいです。
しかも中古で手放す時にも所有権の譲渡などのシステムが確立されていませんので、中古市場はメーカーサポートを一切受けられないです。
今回DELL Vostro 13 シリーズの5320をフリマで購入しましたので、これを機にサポートにいろいろ確認しました。
サポートにチャット
聞きたかったことは購入したパソコンの単なるスペック表です。
DELLは型番も無ければボディに何も情報が貼ってないので、自分のスペックが分かりません。
普通は下記の場所にありそうなのですが、固有の識別番号等は一切無いのです。
DELLのPCはサービスタグやエクスプレスコードで管理されているので、dynabookやHP、Lenovoなどのように営業型番という概念がありません。
そのサービスタグやエクスプレスコードも無いのです。
フロントにシールっぽいのがあるのですが、これも固有の番号じゃないです
パソコンの仕様を確認
パソコンの仕様(スペック)はDELL SupportAsistant という管理ツールの画面で確認します。
これが購入者の情報と紐付きますのでサポートが受けられるという考え方ですね。
スペック内容(仕様)もサービスタグに紐付いたDELLカスタマイズスペックが表示されるので、管理画面からスペックが直ぐ確認できます。
徹底的に管理されたシステムなので、安心感がありますが、一たびそれから外れると全く何もできないということになります。
これがIT社会の盲点なのです。
サポートが受けられない
しかも、所有者情報に登録されていなければ、自分のパソコンなのですが、一切メーカーサポートが受けられないのです。
私が知っている限りではHP、DELLは間違いなくメーカー保証期間でも登録者以外はメーカーサポートしません。
絶対にサポートしない姿勢です。
実際に保証期間を20日間残してやり取りしましたが、一切メーカー保証が受けられないのです。
自分のパソコンなのですが、所有者が異なるとそれが盗難品?の可能性もあるので、サポートしないとのことです。
メーカー保証って機器そのものに付いた付加価値ですが、外資の場合はちょっと考え方が違うみたいですね。
彼らは明らかに所有権を移していない中古所有者はユーザーとみなしていません。
DELLは所有権を移せばサポートすると言っていましたが、所有権の譲渡など、今の中古市場では皆無に近いです。
所有権の譲渡
友人、知人間の売買であれば可能ですが、中古ショップを介してということであればもちろん皆無です。
中古ショップが引き取った後にショップに所有権を譲渡しなければなりませんが、そんな面倒なことするはずがないですし、物理的にできません。
ですから外資系メーカーの中古を販売しているショップは「ショップ保証」で対応しているはずです。
ハードウェア保証もショップが対応しますから、私の部品ショップにも中古販売業者が沢山買いにきます。
外資系メーカーのHPでは以前下記の記事を書いています。
フリマなどは要注意
フリマ、ヤフオクなどで購入したものは完全自己責任です。
販売店もなければ、メーカーもありません。
頼れるのは自分と知人、友人だけです。
パソコンに精通している方以外は中古を買うならフリマでなくて中古専門の販売店で買った方が良い思いますよ。
もちろん、新品が一番良いですが、円安の関係で価格が高騰していますけどね(笑)
以上