G83のバッテリー問題
先日、数台使っているdynabook G83が突然充電できなくなったのです。
故障かな?と思って、いろいろ調べました。
するとヤフオクであまりにもG83のジャンクが多かったので、内容を調べると「充電不可、バッテリー駆動不可ジャンク」がほとんどでした。
ですから先日、6台その機種を入手して調べてみました。
下記のような充電不可ジャンクですね。
(オークション1)
(オークション2)
事務所に正常なバッテリーもありますので、それを使いながらマザーボードのチェックなど行うといろいろわかってきました。
バッテリーの問題が多いですが、マザーボードの不具合(充電機能)もありました。
どちらが多いか?わかりませんが、恐らく、バッテリー不良が多いのでしょう。
もちろん、ファームの問題や、BIOSの問題などもありますので、諦めずチャレンジリペアしましょう。
充電不可の症状
下記のように「充電していません」とでます。
電源/バッテリーLEDを確認すると、ゆっくりと点滅を繰り返しています。
実験で調査
まず初めはリカバリー、windowsアップデートなどなど、簡単にできる範囲で実施しました。
結果、バッテリー?が悪い感じしましたので、もう一台のdynabook G83から正常なバッテリーを取りだし付け替えてみました。
そうすると、正常にバッテリー駆動できたので「やっぱりバッテリーが壊れたな」と思い、その状態で電源ソケット入れてそのバッテリーを充電しようと思ったのです。
しかし、「充電していません」と表示されます。
この状態であればバッテリーは正常ですから充電しないということは本体がおかしいみたいですね。
念のため、外したバッテリーを元のG83に戻しましたが、正常に充電しました。
「???」
バッテリーも悪かったのですが、本体も何やら問題ありそうですね。
改善策
先ずはファームの箇所をアップデートしましょう。
dynabook.comなどで調べながら、私がやった方法は下記です。
実施1、BIOSのアップデート
装着しているバッテリーが充電できないとBIOSのアップデートができないので、私はもう一台の正常なバッテリーに付け替えてアップデートしました。
取り敢えず最新にします。
※ダウンロードは下記参照
dynabook.com | サポート | BIOSのアップデート dynabook P2-G5/J、P1-G*/J、GZ83/N、GZ83/M、GZ83/J、GZ73/N、GZ73/M、GZ73/J、GZ63/N、GZ63/M、GZ63/J、GX83/J、G83/DP、G83/DN、G83/Mシリーズ東芝パソコン dynabook (ダイナブック)のサポートサイトです。お問い合わせ窓口、修理、FAQの検索、各種ドライバやモジュールダウンロード等の情報を提供しております。
実施2、バッテリー接続モードリセット
Battery Disconnect Mode(バッテリー切断モード)で一旦切断し、再接続します。
BIOS画面を出します。
BIOS画面の出し方下記方法です。
電源起動と同時に「F12キー」を連打で下記の画面がでますので、Enter Setupです。
Advanceeの中のSystem Configuration を選びます。
下にスクロールしてください。
Battery Disconnectを選んで、切断モードを選びます(2回クリックします)
YESで一旦モードを切断してください。
F10で更新して、再起動します。
YESで終わらせてください。
詳細は下記を参照しました。
機種は異なりますが、Biosが同じですので、効果はあると思いやってみました。
それでもだめなら、下記をやってください。
実施3,バッテリーユーティリティをON/OFFする
2ヶ所の矢印の箇所を各々一旦Enableにして再起動してください。
そして、また元に戻してください。
それで一旦バッテリーが再充電モードに戻りますので、充電、バッテリー駆動が正常になると思います。
それでもだめなら???
改善できない
恐らく、一個人の考え方を言えばバッテリーのセルの故障と思います。
従ってメーカー修理です。
以前、私も改善できなかったので、dynabook修理センターに電話すると、工賃含め37,000円と女性のスタッフから軽く言われました。
37,000円!!
18万くらいのパソコンでバッテリー交換で37,000円もかかるの?
これは一庶民の声ですが、これもどうかと思いますよ。
私の周囲の人もこのGシリーズ使った人は二度とdynabookを買わないと言っていますし、ネット上にもそういう意見を見るようになりました。
外資系のIBMなどは以前そういうスタイルでしたが、これもレノボになって変わりました。
外資系PCは最初が安くて修理が高いというのが一般的なのです。
これはPCを消耗品として位置づけているからで、3年くらいで買い替えてくださいということでイニシャルコストを安くしています。
これはその通りと思います。
ただ日本企業のPCは修理を前提としていますから、イニシャルコストが高いのです。
これは日本のPCメーカーにはサービス会社が紐付いているからです。
だからこそ、このdynabook G83シリーズのバッテリー充電不可問題はメーカーdynabook incとしてきちんと対応していた方が良いと思っています。
そうしなければコロナ後の市場は乗り切れません。
是非、期待したいですね。