当時、Satellite T40はそこそこ良い機種でした。
しかし、Satellite Jシリーズに比べるとボディが薄いので冷却性能が各段に落ち、故障も多かったです。
特にブロードライザーの不具合?いや、熱でしょうか?
再起動を繰り返すという現象のマシンが多発しました。
このNEC製のブロードライザーを交換すると良くなる?というのも私の中では記憶に新しいです。
さて、懐かしい機種が入りましたので、分解してみます。
分解
当時、このTOSHIBAマークが目立っていました。
モデル:Satellite T40 210E/5W 型番:PST402EEWZ81U
下記のようにバッテリー、メモリ、HDDとドライバー一本でできるので、非常にメンテナンスし易い機種でした。
メモリスロット付近にネジがあります。これがドライブの固定ネジですので、外してください。
キーボードラッチを開腹ツールもしくは精密機械用ドライバーにて外してください。
キーボードはネジ止めが2つ、中央爪で固定されています。
キーボードが外れます。
フラットケーブルのコネクターを外すとキーボードが取れます。
キーボード下に5つのネジがあります。これを外せば本体カバーと分離します。
上半身が外れる感じになります。
こんな感じでぎっしり詰まっています。
マザーボード取外しは右のネジを外します。
ファンのケーブルはマザーボードを取り外した裏側で固定されていますので、ファン交換は若干面倒ですね。
ちなみにファンの形状はこんな感じになります。
部品番号:6033B0014701
ファンを取り出すと、なんとホコリがぎっしり詰まっています。ホコリの層です。
これで冷却できなくなってブロードライザーが熱で破損するとケースも多いです。
ヒンジは下記のネジを外します。
本体と液晶は4本のネジで固定されていることになります。
LCDカバーが外れます。
目隠しのシーズの下にネジがあります。それを4つ取ります。
フレームは丁寧に外します。
グローブは必須です。素手だと液晶を割る場合がありますから気を付けてください。
インバーターが下の部分に固定されています。
型番:6038B0018301
ヒンジはパネル横ネジ3本を取り、下部のネジを取れば外れます。
液晶はAU Optronics社 CP389013-01 01A
こんな感じです。
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