古いパソコンをメンテ
まだまだ企業の約3割はwindowsXPを使い続けている現状というものもあり、私の知る限りではwindows2000を使っているユーザーもまだいます。
これは企業の財務状況もそうですが、構築した業者の倒産などでシステムが移行できないという現状もあります。
一から設計した場合、コストの問題もありますので、経営者としては騙し騙し旧システムを使い続けて行かなければなりません。
しかし、個人的に思うのはインターネットに接続していないパソコンであれば使い続けられると思いますので、部品がある限り修理して行けば良いと考えています。
windows2000やwindowsXPもGUIを使ったwindowsファミリーに違いありませんが、現在のwindows8.1や10などと比べるとまだまだOS自体がシンプルに設計されていますので、私の中では最も安定したOSだと思っています。
液晶が故障
今回はSatellite T11の画面が真っ暗いになってしまったという症状です。
某企業でのラベル発行マシンに使っているSatellite T11です。
機種が古く、使えなくなった場合はwindows10用にシステムを移行しなければならないみたいですが、移行コストが大きい模様です。
幸いにもRGBで出力は大丈夫ですので、基盤やHDDは逝ってないもようです。
単に液晶がダメみたいです。
型番:Satellite T11 130C/5(PST101LD5N41U)
まず、液晶を取り外します。
矢印部の目隠しシールとネジを取れば簡単に液晶が外れます。
インバーターの問題という場合もありますが、調べてみても今回はインバーターではないみたいです。
これが液晶の電圧を制御しているインバーター基盤です。
裏に液晶ケーブルがありますので、コネクターをゆっくり丁寧に外してください。
取りつけられているパネルは LQ150X1LHC3 B(G33C0000Q310)です。
そこでこのSatellite T11と仕様が同じdynabook TX/450DSのパネルを取り付けます。
LQ150X1LBH3(G33C00017110)
なぜか?映像が出力しません。
液晶はあまり詳しくないので、パネルの問題か?ハーネスの問題か?基盤周辺の問題か?
分かりません。
時間が無く、ちょうどこのT11の本体のドライブやヒンジにガタがきており、本体を丸替えしました。
簡単に言うと仕様が同じdynabook TX/450DSとHDDを交換するということです。
ご覧のようにSatellite T11の画面と全く同じで動作も問題ありません。
機種が古くなるとHDDのトラブルが多くなるので、この機会にHDDのクローンを作成し、バックアップで持っておくと良いです。
通常であれば、このdynabook TX/450DSに「EaseUS Disk Copy」をインストールし、USBからIDE接続してクローンを作成しますが、なぜか?インストールができませんでした。
従って、急遽1台のPCから2つのHDD(コピー元、コピー先)で接続し、「EaseUS Disk Copy」を使ってクローンHDDを作成しました。
コピー完了後、コピー先のHDDを本体(dynabook TX/450DS)に取りつけ、電源を入れるとコピー元の内容でwindowsXPが立ち上がりました。
このHDDをバックアップで持っておけばHDDトラブルでも対応できます。
修理部品パーツは互換マシンなどを探せば何とかなりますが、ソフトやデータが入ったHDDを探してもありませんので、機種が古くなると必ずクローン化することをお勧めします。
是非、実施してください。
コピー後はHDDを保管して終わりです。
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