決められない事実
キーボードを構成しているパンタグラフやキートップは機種で決められません。
それはキーボードまでが最終部品だからです。
即ち、最終部品であれば中の部品が何であろうと動けば良いので互換キーボードでも良いということになります。
ですから、作った業者によって中身が違ってくるのです。
では、今回dynabookのTシリーズの不思議を説明します。
不思議
dynabook Tシリーズは3代続いているちょっと面白い機種です。
類似点下記に纏めていますので、参考にしてください
その為、T45やT55などはモデルの後に続く/(スラッシュ)の形式で全く違ったPCになってしまうのです。
ですから、部品探しも気を付けなければなりません。
基本は機種で部品を探すのが鉄則なのですが、パンタグラフだけは機種を信じてはいけないのです。
種明かし
下記のように不良キーボードがありましたので、それをベースに説明します。
手前にあるのが二代目のdynabook T45/UG です。
キーボード見てみます。
パンタグラフの形状を見てください。
同様に右端の二代目のdynabook T75/UGです。
外観はT45/UGと全く同じです。
同じ二代目ですが、パンタグラフが異なるのが解ると思います。
上記の二代目①とは違っています。
※同じように見えるキーボードでも中身が違っていました。
ここからが不思議な点
では、次に三代目dynabook T45/VGのパンタグラフをみてみます。
下記ですが、これは二代目②と同じものになります。
上記同じように見えるパンタグラフが本当に同じなのか?を実験しました。
結論
このように同じ機種(シリーズ)でも違った互換キーボードを使えば当然キーボード内部の部品が異なるのです。
自分が正規のキーボードか?互換か?などはメーカーの設計者しか分かりませんし、そんな概念があるかもわからないのです。
同じように見えるキーボードでも中身が異なっていたり、違ったキーボードでも中身が同じというちょっと不思議なものなのです。
ただ製造メーカーはキーボードさえメーカーから言われた通り作れば中身の部品は何を使っても良いのです。
だから互換キーボードってのができるのです。
ちょっと混乱しますが、パンタグラフの部品に限っては目視の確認が必要ということを言っています。