豊富なdynabook R73シリーズ
この交換対象のモデルは下記のヒンジモデルが前提です。
主にdynabook R73/A R73/B R73/U R73/D R73/F R73/W R73/J R73/H R73/Mベースの機種になりますので、同シリーズモデル:dynabook RZ73 RZ83シリーズもあります。
R73シリーズでも下記のヒンジタイプではありませんので、お間違い無いようにお願いします。
類似機種にご注意
R73/38シリーズ、R73/37シリーズ もしくはR73/NBシリーズなどは純粋なR73シリーズではなく、R734ファミリーの一員です。
お間違いなく。。

下記はR734ファミリーね
キーボード交換
では、早速交換に入ります。
この交換作業はマザーボードを一旦外す作業があります。
セルフメンテナンスに慣れていない方にはお勧めしません。
修理はキートップ、パンタグラフの交換方法もあります(→この修理方法はこちら)
今回はパンタグラフ修理ができない状態なので、キーボードを丸替え交換します。
大まかな手順
大まかに言えば
本体のカバー外し → 部品の取り外し → ケーブル類の取り外し → マザーボードの取り外し → キーボード交換 という流れになります。
失敗は「分解したが戻せない」というケースが多いです。
どこのケーブルか?
どのネジだったか?などです。
自信がない方は是非、分解工程やネジ、コネクターの状態などをカメラに撮り、分からななくなったらそれを見て進めるという感じが良いです。
マザーボードなど部品に直接手で触れない方が良いですから、アマゾンなどで売っている放電ツールや拡散グローブなどを使いください。
拡散グローブは専門ショップでも購入可能です。
キーボードと一緒にお買い求めください。
(男性用)

(女性用)

まず、裏ネジを外してカバーを外します。
キーボード用のフラットケーブルはこの矢印の箇所の下側にあります。
このフラットケーブルを外しても、マザーボードの下でフラットケーブルのテープ止めとネジでキーボードが固定されています。
これを外さなければキーボードが取れません。
従って、マザーボードを外しますので、とりあえず、HDDやファン、関係するケーブルなどを外します。
HDD周辺の取り外し
まず、HDDを外します。
USB基板のケーブルコネクターを外します。
LED、SDカード基盤のケーブルを外します。
キーボードケーブルを外します。
CMOSバッテリーのコネクターを外します。
クリックパットのケーブルを外します。これはロックn爪がなく、ケーブルを引きぬくタイプです。
ファンの取り外し
ファンを固定しているネジを外します。
ファンを外します。
液晶ケーブルの取り外し
LCD(液晶)ケーブルを外します。
スイッチ基盤のケーブルを外します。これもロックの爪はなく、引きぬくタイプです。
マザーボードの取り外し
マザーボードを固定している3つのネジ(赤丸)も外してください。
コネクター類も外し、マザーボードを外す状態にしてください。
一旦マザーボードを外します。
マザーボードの下にキーボードのケーブルが現れます。
テープ止めの取り外し
そこにテープで固定されている箇所があるので、このテープを外すとキーボードを外した時に直ぐに外れます。
テープを外します。
キーボード交換作業
ネジ2つでキーボードが固定されています。
私の場合は反転したまま、(注意)液晶を保護用の緩衝材を必ずおいて作業進めてください。
液晶にダメージがあると大変です。
ヘラでキーボードを浮かせ、爪を外していきます。(バチバチ言います)
※分解用ヘラは下記でも購入可能です。

簡単にキーボードが取れます(爪で固定されているだけです)
キーボードが完全に外れます。
キーボード型番:G83C000GV5JP
次に新しいキーボードを付けます。
キーボード設置完了!
キーボードケーブルをテープで再度固定します。
注意
キーボードを固定するネジ2つを忘れないように!
部品の戻し作業
マザーボードを元の場所に戻し、キーボードのケーブルをロックします。
USB基板のフラットケーブルをつけてロックします。
ファンをつけます。
LCD(液晶)ケーブルを付けます。
クリックパットのケーブルを強く押し込みます。(ロックはありません。ケーブルをぎゅっと押し込んでください)
CMOSバッテリーのコネクターを付けます。
LED,SDカード基盤のフラットケーブルをつけてロックします。
最後にマザーボードの固定ネジをつければ完成です。
どのパートもネジ止めを忘れないようにしてください。
ちなみに私はドライバーのネジ2つを止め忘れてまた分解して戻しました。正直、時間の無駄です(笑)
確実に進んでください。
動画サポート

下記動画も参考にしてください。
