dynabookのパンタグラフ
先日、ショップに問合せがありました。
dynabook T75/TG(PT75TGP-BWA)の「A」のキーが外れてしまったということです。
この機種はセルフリペアでのキーボード交換が不可能ですので、メーカーに修理にださなければなりません。
そうするとユニット(パームレスト)一式の交換になりますので、コスト、時間を要します。
やはり、この手のトラブルはパンタグラフのセルフリペアで解決したいものです。
そこで写真一式を送って頂きました。
まずは原因を調べる
まずはキーが外れた原因が何かを探すのが重要です。
下記のようなアルミフレームが破損していたら、パンタグラフ修理は不可能ですので、それでゲームセットです。
診断したところ土台は大丈夫みたいです。
その他の写真から下記の②のキートップ爪割れと分かりました。
通常は①が折れるのですが、今回は②の爪が何らかの原因でキートップが外れた模様です。
ですからパンタグラフ修理は可能です。
そこでdynabook T75/TGのデザインを調べ、パンタグラフとキートップを調べます。
デザインの類似
実はこのdynabook T75シリーズの複雑さには頭を抱えています。
この同シリーズにT45 T55 T65がありますが、見た目わかりません。
それに加え、3世代あります。
私はブログやショップで間違えないように「新」、「中」、「旧」と勝手に呼んでいるのです。
新は下記のヒンジモデルです。これもT75があります。
そして中は下記ヒンジです。これもT75ありますね。
旧は下記のヒンジになります。もちろん、これにもT75があります。
こいつは間違えますよね(笑)
キーボードを入手
さて、この3世代機種のキーボードは見た目同じように見えるのですが、実は全く違います。
見分け方は「BackSpace」です。
詳細は割愛しますので、詳しくは下記を参照ください。
そうなるとこのT75/TGは下記のキーボードになります
パンタグラフを抽出しますが、同じものではありません。
これが「A」のパンタグラフです。
メールで頂いたパンタグラフの残骸は下記なので、このキーボードではないみたいです。
形が違いますよね
どちらかというと下記モデルので旧T45シリーズの「A」のパンタグラフが合うようです
(結果報告)類似機種でチャレンジ
お問合せされた方へがチャレンジで旧T45シリーズの「A」のパンタグラフとキートップをご購入頂き、リペア実施されましたので連絡がありました。
結果、成功です!
違和感なく、取り付けが成功されたようです。
良かったぁ~!
ということでdynabook T75/TG(PT75TGP-BWA)のP1部分のパンタグラフとキートップは旧T45シリーズのものが使えるということになりますね。
旧T45シリーズパンタグラフ