2014/06/16に発売されたコンバーチブルノートPCのdynabook P75/28Mの中古が手に入りましたので構造がどのようになっているか?分解してみようと思います。
その前にこの機種をいろいろ調べているとある共通のトラブルを発見しました。
それは液晶の中の「気泡」です。
私が入手したこの機器にも「気泡」が入っていました。
普通に見れば気付きません。
良く見ると
こんな感じでガッツリ空気が入っています。
製造番号(7E078377C)をみると2014/7製造ですから製造から約4年しか経過していませんが既に液晶に気泡が入っている?のです。
一般的なノートPCでは4年で液晶にトラブルがあるということが少ないです。
モバイルPCになるとさらに液晶の故障リスクがありますが、このP75/28Mはタッチパネル付き 15.6型ワイド液晶になります。
ですから、持ち運び型ではありませんので、やはり360度回転できるコンバーチブル型というのはこのようなトラブルが多いのでしょう。
このようなコンバーチブル仕様のノートパソコンはどんなに設計段階でテストしてもお客様の使い方が様々ですから、絶対に壊れやすいということが言えます。
1年保証では難しく、最低でも量販店保証などの3年保証を付けておくと良いと思います。
充分注意して取り扱いましょう!
分解 ファン交換
さて、今回はコンバーチブル型です。
ファン交換は比較的優しいと思います。
dynabook P75/28M(PP75-28MNXG)
裏面もメモリ増設不可のモデルと同じような感じです。
12本のネジを外すとヘラでカバーが取れます。
ここで注意したいのはスイッチ基盤とマザーボードを繋ぐケーブルがあることです。
爪を→方向にやってロックを解除してください。
するとカバーが外れます。
ファンはケーブル収納の爪がありますので、周囲のケーブルコネクタを外してからファンを外してください。
先ずはファンのコネクターです。
LCDのケーブルです。
これはタッチパネルのケーブル?でしょうか?
次にファンのネジを取り、ファンを外すのですが、シールで固定されているので、そのシールを外します。
シールを外した状態ですが、裏面でもシールで固定されていますので、それをゆっくり外します。
上にゆっくり引上げファンを取ります。
このように外れます。
これが純正ファンです。
互換ファンがありますので、それを並べてみます。
そして設置完了!
音などを確認する為、スイッチ基盤を直接取り付け、電源を入れます。
特に差はありません。風量も音も全く変わりません。
以上、ファンの交換でした。
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