今回は正常動作している dynabook T45/DWS(PT45DWS-SJA3)をモデルに分解してみようと思います。
この機種は3世代に渡るT45シリーズの最も新しいモデルで個人的に言って良いマシンです。
Satellite R35やB35、dynabook B45 B55系の共通パーツを使っているので、比較的安定しているマシンですが、この薄さとファン構造から言えば長寿のマシンではありません。
4年~5年を目途に使って行くということが良いでしょう。
分解先生のモデルになった機種でもあります。
早速分解してみます。
分解工程
モデル:dynabook T45/DWS
型番:PT45DWS-SJA3
このモデルも長ネジと短ネジの2種類があります。
下記の赤マークは長ネジ、青マークが短ネジです。
更新:ご指摘頂いた閲覧者の方ありがとうございました。
メモリカバーを開けた箇所にもネジがありますので、ご注意ください。
マザーボードの構成はB35やB45 B55と同様です。
ちなみにB55を見てみます。ほぼ同じみたいです
まず、ファンを確認します。
型番:G61C0002Y 210
CMOSバッテリーも入っています。
各コネクターを外して、マザーボードやHDD、メモリなどを外すとこうなります。
この鉄板の下にキーボードがありますが、事実上交換は不可能です。
マザーボードに水分混入を防ぐ鉄板がプラスティック溶接されていますので、一般の方は無理です。不可能!
これを外しても溶接するのに労力を費やします。
交換が必要な場合はパームレスト一体型のキーボードを探すことです。
(一言コメント)
先日、この手のキーボードを販売しているヤフオク出品者(中国の方?)に質問してみました。
回答は意味不明?交換方法を知らない方のようでケーブルが合えば交換可能ですとのことです。
できませんので、注意してください。
ちなみにこれがキーボードの型番です。G83C000HQ5JP NSK-VB3SN
液晶取外し
先ず、ヒンジを横にスライドします。これは爪なので、強く動かすと動きます。
スライドします。汚れているのはヤニ?ですかね(笑)
フレーム固定ネジを左右外します。
液晶に圧をかけないようにゆっくりフレームの爪をとっていきます。
フレームが外れます。
赤印のネジを外します。
赤印のネジを外すとパネルが取れます(LCDケーブルは裏側にあります)
(注意)パネルに傷がつくのでキーボードにプチプチを敷き、傷をつけないように倒します。
型番:LP156WFB(SP)(A2)
次にヒンジを外します。本体側のネジを外してください。(左)
右側のお願いします。
LCDカバー側は2つのネジを取ります。
写真のように平べったいものと、通常のネジです。
LCDの上部に1つネジがありますので、それも取るとヒンジが外れます。
作業メモ
dynabook T45/DWS→専用液晶 LP156WFB(SP)(A2)
→互換液晶としてLP156WHB(TP)(K1)が利用可能です。
(dynabook EX/36TW液晶 AZ15/VB液晶)
dynabook EX/36TWとAZ15/VBの液晶パネルを付けてみます
使えました。