バッテリー取外し
長くセルフリペアをしていますが、バッテリー交換だけは注意して欲しいです。
最近は軽量や極薄などのモデルが増えましたので、中身もぎっしり詰まったPCが多いです。
ですからちょっとしたミスが大事故に繋がるケースが0%とは言えないということです
今回モデルにしているdynabook R63シリーズもロングリリースの薄型軽量ですので、軽い気持ちでやっていると失敗します。
私が一番びっくりしたのは下記ですね。
高熱になってケーブルが溶けたものです。
同様、今回説明するdynabook R63のバッテリー交換もユーザー着脱式になっていませんので慎重に行ってください。
ポイント
バッテリー交換のポイントは下記です。
1,互換バッテリーは使わない
特に最近は製造ルートが分からない海外製の互換バッテリーなどが沢山アマゾンなどで販売されていますので、交換する側でそのリスクを認識しなければなりません。
要は何かあった時に保証してくれるか?
海外製はどういう経路で製造されているか?分かりません。
メーカーはシリアル番号で管理していますので、海賊版のバッテリーであればそのシリアル番号も偽造になるでしょう。
2,膨らんでいる中古バッテリーは絶対に使わない
これ絶対NGです。
破裂寸前ってやつです。使えないことはありませんが、使い続けると火を噴きますので、注意です。
PCのセルフリペアは全て自己責任ですから充分注意して実施ください。
今回dynabook R63シリーズのバッテリーを取り外す分解方法も含め、リチウム電池の発火動画等も貼っておきます。
関連機種:dynabook R634 R644 R654 Portege Z30
裏面カバー取外し
ドライバーとスマホ開腹ツール(へらのようなもの)があれば裏蓋は外れます。
赤丸がネジ止めされている箇所で、青マルは目隠しされている部分にネジがあるものです。
ねじ止めされてある箇所のネジを外します。
中央部のカバーを外してネジを外します。
後部のゴム足部も外し、中のネジを取ります。
隙間を見てスマホ開腹ツールで開きます。
このように裏蓋が外れます。
バッテリーの脱着
下記赤枠がバッテリー部になります。
dynabook R634などのもバルPCはスタンダードノートのようにバッテリーが簡易脱着不可能なので、このように取り外さなければなりません。
コネクターを外すとバッテリーが外れます。
このようにすればバッテリーが外れますので、交換用のバッテリーと交換してください。
型番:PA5136U-1BRS DC14,8V
以上です。
アドバイス
この機種のバッテリー交換は比較的簡単です。
ですから、純正部品で同じバッテリーを使えば特にリスクがあるものではないです。
ただ、もし発火したりすれば「あなたが分解交換したから発火したんですよ」とメーカーがいうと思います。
セルフリペアは全て自己責任ですので、自分でそのリスクを軽減していかなければならないのです。
互換品や流通経路がはっきりしていないもの(海賊版)などを使うのは少し考えた方が良いです。
安いからと言って模倣品や互換品を使ったりしないでください。
どちらにしても分解はリスクがありますので、そういう面倒に巻き込まれたくなければメーカー修理が一番安全と思いますよ。
セルフリペアはそれなりの理由があっての修理です。
単に安上がりだからなどで行うとちょっと面倒になった時後悔するかもしれません。
参考動画
面白い動画ありましたので、アップしておきます。
セルフリペアでは非常に参考になるものですので、バッテリー交換する方は是非イメージだけ頭に入れておかれてください。
リチウムの怖いところはこれなんですよね