ロングリリース機に注意
dynabookでもロングセラーの機種は見た目が同じように見えるため部品も「ほとんど同じやろ!」という方が非常に多いです。
当然のことながら見た目がほとんど同じだからです。
いやいや、R63シリーズは常に進化していますので、その考え方は間違っています。
部品によっては危険なこともありますので、充分情報収集してから実施ください。
見た目同じでも中身は全く違ってケースはメーカーPCで多いと思います。
R63/UとR63/M
今回はR63/UとR63/Mのマザーボード移植を例にします。
R63/M(2019年モデル FHDモデル)が逝ってしまうトラブルが多く、何とか生かしたい?ということでR63シリーズのどれかのマザーボードを利用できないか?と考えました。
価格帯から言えばR63/Uとか、R63/DがM.2のSSDを搭載し、比較的市場に台数があるため、このマザーボードを使おうと思います。
ここで大きな落とし穴は/Mや/Uなどのアルファベットを勘違いすることです。
アルファベット順で言えば、「U」の方が後になるので、「M」より後に作られただろうと予測しがちですが、dynabook R63/Uは2016年リリースですので、R63/Mとは3年も間が開いています。
この3年が何を語っているか?
実際にやってみました。
R63/Uのマザーボードを外します。
そして、R63/M(FHDモデル)のボディ(パームレスト)に付けます。
普通に立ち上がります。
BIOSも立ち上がります。
windowsの画面が立ち上がらないのですが、これはFHDモデルに通常のマザーボード移植するときの症状です。
そう、ドライバーの読み込みの問題ですので、一旦電源長押しでシャットダウンし、起動し直せば解決します。
もう一度、起動すればFHDの画面がでます。
(注意)マウスパットのテクロジーが異なる!
マウスパットの当たりが若干熱くなっていましたので、分解すると、ケーブルがショートして焼けています。
もちろん、バッテリーの表面も溶けていますので、かなりの高温になった模様です。
これはケーブルの種類が異なるか?中のピンが異なるみたいで、ショートしているのでしょう。
ケーブルをdynabook R63/Uにしても動きません。
マウスの仕様が違うみたいですので、マザーボード移植をお考えの方はこの組み合わせNGです。
R63/Mの資産を継承したい場合は同モデルか?R63/DN以降が良いと思います。
結論
セルフリペアには見えないルールが存在します。
基本は同モデル、同型番の部品を使うことですが、それ以外を使う場合は故障を覚悟で実施しなければなりません。
もちろん、バッテリーなども関係してきますので、火災などに発展するケースもあります。
セルフリペアは全て自己責任ですので、充分に考えて実施する必要があります。
安易に非純正などの部品を使うと危険です。
詳しくは分かりませんが、R63/Mを堺にパーツが変わりましたね