このページでは先日ジャンクで入手したdynabookSS S21 12L/2(PPS2112L2J64K)を復活させる為に分解してみようと思います。
まだ、外観は綺麗なのですが、「起動しない」「液晶に割れあり」という理由で安く出品されていました。
これもまた「運がよければ、部品交換だけで復活するかもしれない。。。。」と思い、調査してみようと思います。
ここではその分解風景を公開します。
くれぐれも詳しくない方は真似しないでください。特にSSの作りは凝縮されているので、復元が大変です。
分解調査
先ほど、本体と電源コードが届いたので、早速分解を行ってみようと思います。思ったより、概観は非常に綺麗です。ただ、これもまた若干重量がSS1600に比べて重い気がしました。
キーボードのテカリも無く、ベゼルも非常に綺麗な状態です。何となく、また水没?という感じがしてきました。ステッカはintel PentiumMのシールが綺麗な状態で貼ってあります。ほとんどかすれていません。
まず、裏側のバッテリーを外してみます。PABAS063が装着されていました。
裏面には無線デバイスの型番:PA3459U-1MPC
が明記されていました。
電源を繋ぐと、コンセントランプが橙に点滅し、スイッチを入れても何も起動しませんでした。
その点滅も7回の周期で点滅します。。。。しかも7回目が若干長く点灯します。これはM/Bの問題でしょう。
キーボード上部の爪に精密機械用のドライバーを入れ、軽く写真のようにえぐってみます。そのカバーの下にネジが2つあるので、それを外します。
今度は裏面のキーボード下にネジが1つあるので、それを外せば、キーボードが外れます。両面テープでしっかりと固定されていますので、分離する時に若干力が必要かもしれません。キーボードが曲がらないように注意してください。
ばりっという音をたててキーボードが外れました。水分の浸入痕跡は無いようです。キーボード裏の天板も綺麗です。何となくキーボードだけを新たに交換しているような気がします。もう少し調べてみましょう。
こんな感じで綺麗な状態です。
キーボードの裏面状態ではこんな感じです。
型番:G83C00046610
裏面には増設メモリのスロットがありました。
この機種は最大1280MBですので、初期に256MB+増設で1GBをしなければなりません。個人的には2GBまで増やせれば良いです。
残念ながら増設メモリは入っていませんでした(笑)
次はHDDです。このモデルは1.8インチの東芝製です。以前、1.8インチは日立製の方が安かったので、それをつけようと思ったことがありました。でも、できませんので、注意してください。
マウンターラバーはつけていないようです。
さて、では裏面のB4、B8、S3のネジを外していきます。全てのネジを外さなければなりません。
カードバスのところに2つネジがあるので、それを外します。
すると、裏面のカバーが「カパッ」と外れます。その時HDDケーブル破損に注意するようにしてください。
マザーボードが現れます。 水分が入った痕跡はありません。では、やっぱり、自然故障なのでしょうか?
無線カード、チップセット、モデム、LAN、その他のデバイスが現れます。 この機種は1000BASEのLAN対応です。
無線基板のカバーに水の痕は無いみたいです。このへんは特に腐食しているなど無く、本当に新品同様です。
カードバスを外します。
モデムカードを外します
CPUファンを外します
無線カードの型番はこれです
型番:PA3459U-1MPC
部品番号:G86C0001Q410
モデムカードの型番等はこれです。
部品型番:G86C0001H410
無線通信のアダプターを外します
これが外したものです
これはモデムユニットを外したものです
部品型番:G86C0001H410
角度を変えて撮ってみました
PCカードのデバイスはコネクター部を上に上げてケーブルを外してください。
こっちの角度の方が見やすいかもしれません
これが取り外したマザーボードです。