
スタンダードPCとモバイルPCを比較した場合、部品の大きさが違います。
特にCPU冷却ファンはスタンダードPCに比べるとモバイルPCはかなり小さいものを使っています。
ですから年がら年中回っている冷却ファンはホコリ付きますし、パワーも劣化してきます。
ある程度のタイミングで交換する方が良いと思います。
その交換方法を説明します。
CPUファン交換方法
モデル:dynabook R632/GK
型番:PR63228GMHK
赤丸部分のネジを外します。青丸は特殊なネジになりますので、専用工具が必要になります。
このdynabook R631 R632には「星型ネジ」というネジがあります。これはヘクサロビュラ穴付きねじ(突起あり)と言われるものですが、中央に突起があるものですので、くれぐれも工具に注意して下さい。
通常のヘクサロのドライバーでは回せません。
この形状をトルスクと言います。一般用語ではhexalobular internalとしている他、ヘックスローブ(6個の突起)またはヘクスローブとも呼ばれています。
形状は下記と同様なものです。中央に突起がありますので、普通の星形ネジでは外せません。
下記のようなドライバーでしか回せませんのでご注意ください。
これは分解防止や悪戯防止のために簡単に外せないようにしています。

そのネジが外れると裏カバーが外れるので、下記のようにマザーボードが現れます。印をつけている場所がCPU冷却ファンになります。
2か所のネジで固定されています。それを外してください。
ケーブルがテープで固定されていますので、それを外してください。
かなり小さく、薄型のファンになります。
コネクターは手で簡単に取れます。
新しい純正バルクのファンを取り付けます。
右が純正のバルクファン、左が海外バルクのファンです。
音も風量も体感では変わりません。
ネジで固定して、コネクタを取り付ければ交換完了です。
冷却効率が上がるのでパフォーメンスが飛躍的に向上します。
動画サポート
ファンの動作検証
このdynabook R631/R632の機種は新品のファンを取り付けてスイッチを入れてもファンは回りません。
CPUの温度が上がった時点で冷却するため、その時点でファンが回りだしますので、交換後は下記の手順で動作確認をしてください。
メニューの「PCヘルスモニター」を選んでください。
冷却診断を選んでください。
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開始を選んでください。
直ぐにファンが高速で回り出しますので、動作を確認ください。
これで回らない場合はファンの不良もしくはケーブルその他を確認ください。
ファンは下記で販売しているかもしれませんので、確認してみてください。