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シリーズ!中小企業のデータ管理編 その1 信頼性が高く安価なデータ管理

      2017/09/04

Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup

wss

近年データの重要性が変わってきました。

ほとんどの企業はパソコン無で仕事ができないようになってしまったのです。

さらには「消せないデータ」が肥大化し、ビックデータ問題という社会現象にも発展しているのも事実です。

今何が重要か?というと中小企業が安全且つ安心してデータを一元管理していくことだと思います。

つまりデータ管理です。

ただ、ほとんどの中小企業がそのデータ管理に対して疎かな対応があり、ボックスNASという手ごろなネットワークディスクを使ってフォルダの共有やファイルを共有しながら日常業務を行っているのが現状です。

しかし、これには大きな落とし穴があります。

それを含め、中小企業に必要な安価で信頼性あるデータ管理を考えてみました。

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ボックスNASの落とし穴

量販店などで市販されている下記のようなものがNAS(ネットワークアタッチトストレージ)です。

デスクトップにショートカットを作り、そこをクリックするとネットワークの共有フォルダにアクセスできる単純な機器です。

これは誰でも簡単に設定できるというのがセールスポイントになっています。

構造は至ってシンプルであり、HDD(ハードディスク)が中に入っていて、そのディスクのパーティション先頭にLinuxのOSがインストールされているだけのものです。

それがネットワークのアクセスを制御している極々簡単な共有ディスクになり、最近はデータの二重化などをセールスポイントにした、RAIDモデルが各社からリリースされています。

RAID0(ストライピング)やRAID1(ミラーリング)又はRAID5(分散)などの技術を活かし、信頼性をセールスポイントに売られているのを良く見かけます。

ところがどっこい、それは営業マンが使うセールストークと同じであり、実際に障害が発生した時はどうでしょうか?

データの保全はもちろんですが、中小企業に問題なのは復旧時間とコストです。

2重化された機構でデータの保全はできても、それを復旧するまでにどれくらいの時間とコストを要するか?

ここが最大の問題になっています。

復旧に要するコスト

その前に復旧できるか?と言う問題もあるでしょう。

私のユーザーの場合、何らかの原因でそのNASにアクセスできなくなった時に慌てて電話がある事が多いです。

再起動など復旧できる場合もありますが、ほとんどそこでアクセス不能に陥ります。

担当者はそこで初めてその落とし穴に気付くのです。

つまり、機器のアクセス障害なので、HDDは生きている為、データは無事ですが、肝心なデータにアクセスできないと言う問題があります。

アクセスできない場合はそこで業務が止まってしまう場合もあり、業務に支障をきたしてしまいます。

そこで考えられたのがミラーリング設定可能なNASというもので、1個のハードディスクが破損しても、データはもう一方にあるので無事と言うことになります。

その場合、一方が壊れても片方で問題なくアクセス可能ですが、それ以外のRAID構成であれば、復旧は専門業者でなければできません。

このようなトラブルの場合、どれくらいで復旧できるか?ここが一番の問題です。

復旧の仕方は、NASを業者に送ってデータ復旧できるものや、出張で対応するもの様々で、長ければ、一週間くらいは要するものもあるでしょう。

それまでデータが使えない?見積が出せない。提案書が提出できない。

など、いろいろな問題が発生します。

これでは何が安心なのでしょうか?

これが私の言う落とし穴です。

中小企業のデータ管理

大事なデータは簡易的なNASなどで管理するのではなく、やはり頑丈な筐体のサーバーで管理してほしいというのがあります。

決してNASを否定する訳ではありませんが、これはあくまでもSOHO(2,3人で使うもの)用に作られたものですので、個人的にはいろいろな問題があると思っています。

そこで私が提唱する中小企業のデータ管理とは下記が最低限の条件です。

①安価でシンプルな構成
②システムの信頼性(耐久性)
③スピーディーなデータ復旧(業務を止めない)
④復旧コストが最小限

この4つがあって初めてユーザビリティあるリーズナブルなデータ管理と言えると思います。

どんなに安くても、復旧に掛かる時間、コストが発生してはダメです

私からするとそれは余分なコストであり、本来そこをきちんと考えておけば発生しないコストです。

安定的に且つ、コストを発生させないシステムは何があるかを考えました。

中小企業が考えるデータ管理

ここでは中小の中の小企業で導入するデータ管理を考えてみます。

例えば社員が10~15名と考えてみましょう。

お金に余裕があれば、windows serverを導入するのが良いですが、安くなったとは言え全部揃えると100万程度の投資が必要になってきます。

データの共有程度でそんな大それたものを導入する必要はありません。

そんな場合は、データ管理用に作られたwindows storage server を使うと良いです。

50名(Workgroup)まで同時アクセスが可能でスタンダードモデルになると無制限になります。

つまり、データ共有だけであればwindows server 2012などの導入の歯止めになっていたライセンスを別途買わなくて良いというメリットがあります。

私もいろいろな企業に導入してきましたが、NASの時より数十倍安定していることは確かです

ほとんど、故障、障害もありません。

これにバックアップの概念を入れると安定したデータ管理が可能になります。

では導入コストはどれくらいでしょうか?

最低限で積算してみました。

導入コスト(概案)

導入コスト:15人の中小企業を想定

項目 内容 金額(税別)
本体 富士通PRIMERGY TX1310 M1 SELECT WSS 170,000円
保証 SupportDeskパック Standard 3年HWのみ 64,000円
モニター 17型スクエア液晶ディスプレイ ブラック 12,000円
UPS 富士電機 小形無停電電源装置(750VA/500W)  40,000円
セキュリティ PKG Trend Micro ウィルスバスタービジネスセキュリティ15ユーザーまで  82,000円
バックアップ エレコム USB3.0対応外付けハードディスク/4TB 20,000円
ラック エレコム 据置型サーバー専用ラック 100,000円
設置 ラック組立作業 設置 12,000円
設定 共有インフラ構築(設定) 100,000円
600,000円

フルフルで揃えてもこれくらいの投資ですから、この中から必要なものだけを使うと言っても良いです。

15人以上になるとビジネスセキュリティのPKG版が使えないので、それを越える場合は別途ライセンスで購入するワクチンソフトを買う方がお得と思います。

そんなに高額ではありませんので、安心を買うということで購入してください。

業務に関係するデータなので、IT投資と考えれば必要経費だと思います。

ラックの中にシンプルに構築でき、物理的な盗難等にも強い仕組みになります。

私は社内の監視カメラの映像サーバーとしても利用しています。

富士通製サーバー構成

富士通製のサーバーがコストパフォーマンスにも優れ、カスタマイズ可能なのでお勧めです。

富士通サーバーカスタマイズ

富士通のサイトに行って頂き、下記手順でカスタマイズの画面を見てください。

http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/primergy/

TX1310 M1をクリックします。

fuji_1

↓windows構成・価格をクリックします。

fuji_2

↓カスタマイズの画面でますので、そこで好きなように仕様を考え、最後に「カスタマイズ構成を確認する」を押してください。

型番などがエクセルのファイル形式でダウンロードできるようになっていますので、便利です。

fuji_3

バックアップの考え方

シリーズ!その3で詳しく説明しますが、私は皆さんが使っている共有フォルダーをそのまま外部の外付けHDDに丸ごとコピーするという考え方で一次退避型バックアップをしています。

それをただ単純に毎日増分(差分)バックアップするだけでもしものサーバーの障害に対しても柔軟に対応可能です。

それが下記の図のようなイメージになります。

メイン①のサーバーに障害が起こった時、②のHDDに前日までのデータが残っていますので、それを引き続き業務で使えば良いだけです。

 

一般的に言うと中小企業(小企業)ではその程度のシステムで充分です。

コストをかければバックアップの考え方はいろいろできます。

今回はあくまでもシンプルで安価な仕組みを作るのが目的ですので、単純に2重化しただけのものになります。

ただ、前日のデータまでのバックアップしかないので、そこは我慢が必要でしょう。

これであれば、障害発生後、①のサーバーを修理に出し、修理から戻って新たに環境を再構築すれば良いということになります。

環境復元も安価な復元ソフトを使えば簡単に復旧して元の環境に戻せます。

下記ソフトは安価でしかも無料体験もあるEaseUs社のバックアップソフトです。

easeus

Todo Backup Server  9.0

さらにハードウェアの複数年保守(パッケージ保守)に入っていれば修理も無償で可能になります。

基本的にこのクラスのwindows storage serverは自分達で設定ができるというコンセプトで販売されていますので、特殊な設定が無い分親しみやすいかもしれません。

今回は比較的安価なモデルである富士通のFUJITSU Server PRIMERGY TX1310 M1を購入しました。

どこまでそのシステム作りが安価でできるか?やってみたいと思います。

実はこの需要は多く、3年前からその安定性を検証しています。

今までNECのistorageを導入していましたが、このクラスにおけるNECの対応の悪さで富士通に変えました。

windows storage serverモデルのCeleron機です。

私のメーカーに求めるものは最低限のサポートのみ。

wss_5

中小企業のデータ管理ということでどこまでコストを抑え、安定したデータ管理ができるか?

引き続き、それを検証し、どのメーカーのものが良いか?を調べて行きます。

安さ、安定感、信頼性、サポートなど、様々な観点から調べてみたいと思います。

もちろん、東芝マグニアも使ってみたいです。

実際の構築は下記

その2Windows Storage Server 2012R2の初期設定

以上です。引き続き、上記ページをご覧ください。

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