2019年7月アップデート
windows10の操作遅延、遅い、なかなか動かない、などの症状はdynabookに限らず多発しています。
その大半がwindows10のアップデート準備によるダウンロードまたはインストールが原因と思われます。
恐らく、それが7割程度を占めるのではないでしょうか?
これは時が過ぎると治りますので、1日立ち上げっぱなしで放置→再起動で更新などすると良いです。
ただ、これはwindows10のセキュリティ上、頻繁に起こることですし、半年に1回メジャーアップデートがあるときは一般的なスペックのパソコンでは非常に操作が遅いです。
将来的に改善していきたいとことであれば下記を参照ください。 遅い機種!Celeronのダイナブックを速くする!ハードディスクをSSDにするだけでまだまだ現役だ。dynabookの遅い機種 windows10のアップデートでさらに遅延化? こういう言葉を良く聞きます。 それは時々設定を頼まれる企業のパソコン操作で良く理解できます。 テクノロジーが進化しているにも関わず、パソコ続きを読む
この記事はそれ以下のトラブルの内容になります。
さあ~どっち?のトラブルか?となると難しいことですので、困っている方はいろいろ情報収集してみてください。
実体験
さて、私のdynabook R73シリーズもメジャーアップデートの前後による遅延トラブルかと思いましたが、何となく今回は違っていました。
これは先日(2018年1月)起こったことになりますが、購入したばかりの東芝dynabook R73/Fを設定している時のことです。
私は仕事柄、東芝のパソコンを設定することが非常に多いのですが、今回も初期設定からwindowsのアップデート、オフィスのアクティベーション、移行などをするだけなのに遅かったのです。
メモリ不足やHDDのセクタ不良などの現象ではなく、初めて体感する遅さ?という感じがします。
通常であれば、フリーズするとか、待機状態になったりしますが、今回の症状は特定の作業だけが遅いのです。
結論から言えば今回のトラブルはマザーボード交換で症状が改善されました。
その交換に至るまでの過程を書いておきます。
こういう症状は他でも発生していると思いますので参考にしてください。
症状
初期設定して、オフィスのアクティベーション、windowsアップデートを行い、完全に最新になった状態での話です。
オフィスの起動が極端に遅い
パワポのアイコンをクリックして、30秒~1分後ぐらいに下記のロゴがでます。
「えっ???」おっそ!
一般的にはアイコンをダブルクリックして、直ぐにロゴがでるものですが、今回は出なかったのです。
普通であれば、あれ?と思って何回もアイコンをクリックしますので、ソフトが多重起動により、ロックする場合もあります。
そして、忘れたころに下記のように起動します。
こういうのはwindowsが起動したばかりにエクセルなどを起動する場合と同じような症状です。
ブラウザーの起動が遅い
google.co.jp 待機中。。。。
となり、ブラウザーのアクセスが極端に遅いです。
暫くすると何もなかったように繋がります。
私はこの時点で何となくCPU周辺の問題ではないか?と疑っていたのは事実です。
自分でできること
自身でできる簡単なチェックが2つあります。
テストツールを使う(2016年以降?)
2016年以降の機種(他のあるかも?)の場合は標準でHDD、メモリのテストツールがあります。
先ずはそれで調べてみましょう
詳細は下記を参照ください。
https://dynabook.biz/utility/16703/
リカバリーをしてみる
買ったばかりですので、そんなに設定をしていませんので、とりあえずリカバリーを実施します。
やり方は「F12」(F12を押して電源ON)ブートでHDDリカバリーを選びハードディスクからリカバリーをします。
その後、オフィスのアクティベーションをして、同じようにソフトを起動してみますが、やはり同じです。
一般的に個人でできることはここまでです。
自分でHDDを変えてリカバリーするなどできますので、症状を特定したい場合は実施ください。
尚、私もHDDを変えてリカバリーディスクから実施しましたが、やはり同じでした。
サポートセンターへ確認
上記3点の症状、自分で実施したことをサポセンに伝えますが、サポートを受ける前に保証期間中なので、一旦修理に出すことを勧められます。
当然のことと思います。
修理依頼
その後直ぐに東芝の修理センターへ依頼しました。
保証期間なので、ピックアップサービスで運送会社が取りに来てくれます。
それから4日後にコールセンターから連絡があり、「何の問題もない(症状は再現しない)」という連絡が入りました。
何の問題もない?
これには少し驚きでした。
その後、サービスマンの方と電話でお話しましたが、何度話しても再現せず、特に問題はないの一点張りでした。
恐らく、ここは一般的な概念から言えば、どれが遅く、どれが早いか?は解らないと思います。
ただ、このスペックでこれ?という概念を入れてみれば疑いの目で診れたかもしれません。
つまり、感覚の違いです。
極論を言えば昔のパソコンを使っている人が今回のパソコンを扱えば、「特に問題が無い」というかもしれません。ただ、同クラスでスイスイ動くパソコンを扱っている人であれば、「何?これ?」と思うでしょう。
それが感覚の違いと思います。
そのへんを説明して、マザーボードやHDDの見込み交換をお願いしましたが、HDDのみの交換しか対応できなとのことで渋々その場はそれでお願いしました。
返却後、戻って確認すると、やはり上記3点は改善させていませんでした。
確実に遅いです。
実際に使ってみて
今回のサポートセンターの対応は本当に現象を確認したか、疑わしいと思います。
しかし、私の気にし過ぎかもしれませんので、一旦、この状態のままお客様に納品しました。
しかしながら、案の定一週間後、「遅くて仕事にならない」という連絡があったのです。
確かにあの速度ではイライラしてしまいます。
core i5クラスであれではCeleronになるとどうなるのでしょうか?
やはりあればマザーボード(CPU周辺)の問題と思います。
再び出張で対応依頼
この手のトラブルは一般窓口では真剣に対応してくれませんので、東芝クライアントソリューション九州支社へ相談し、出張で対応してもらうことにしました。
もちろん、保証期間とは言え、出張は有償扱いになります。
しかし、乗りかかった船ですので、私はこの結末をどうしても確認しようと思い、自腹(自分の会社負担)で出張対応してもらったのです。
最初訪問したサービスマンも同じように「何の問題もない」と言われたので、ソフトの起動や私が疑問に思う点を実際にその場でやってみました。
「??」
それから、そのサービスマンは以前修理したレポートを見ながら、不思議そうな顔をしていたのです。
たまたま同じdynabook R73/Fの同仕様のパソコンがあったので、それと並べて起動、ソフトの起動などをしてみました。
すると明らかに今回のR73が格段に遅いのです。
それで初めてサービスマンが本部と相談し、持ってきていたマザーボードと交換してくれました。
それから起動、ソフト起動を行って全く問題無しのCore i5のパフォーマンスでした。
同機のR73/Fと並べて起動、ソフト起動をするもほぼ同じになりました。
これでこの問題は解決です。
使用するお客様も特に問題ないとのことで一件落着!
部品サイト
東芝のノートパソコン(dynabook Satellite系)の修理部品などを販売しています。
パソコンは自分自身でメンテナンスしていくことで必ず愛着がでてくるものです。
そうすると大きなトラブルが少なくなり、より安定したパソコンライフを楽しむことが可能です。
旧機種、新機種、新品バルク、中古、純正パーツなどを取り揃えていますので、興味のある方は是非ご覧ください。
パソコンDIY セルフメンテナンスを是非楽しんでください。