今回はdynabook R734の互換ファンを探してみようと思います。
海外からQUETTERLEE社のファンを取り寄せ、テストしてみます。
互換テスト
通常のファンは下記のG61C00023210で羽の数も多く、風量もそこそこのファンだと思います。
このR734のファンの羽の数はR731やR732同様に多いです。
ちなみに電圧、電流はこれ DC5V 0.34A
今回、互換で使ってみるのが、QUETTERLEEのTong Xing FAN DC5V 0.26-0.50Aです。
0.26-0.50Aと可変仕様になっていて、純正の0.34Aには適合しています。
互換の場合、羽の数は各段に減りますが、風量その他どうか?実際に使ってみます。
ちょっと強めに入れないと入りませんが、きっちりフィットします。
ばっちりです。
不思議なことに風量が体感では変わらないと感じもします。
耳を当ててもほぼ同じノイズです。ほぼ静音と言っても良いです。
冷却のルートは↑のようにしてヒートシンクを冷やし、外に放出します。
外観はこのような感じです。
ここで羽の数を見てみます。上が互換で下が純正です。
一般的に考えれば、少ない力(電流)で多くの風を起こしたい場合は羽の数を増やせばよいですが、そうするとノイズも増えます。
ただ、同じ風量を互換で起こすには回転数を上げなければなりません。
しかし、羽に仕掛けがあるので、ノイズはほぼありません。
念のため、取り付けて動画や音楽を鳴らしながらCPUに負荷をかけファンの状態を確認してみます。
排気される熱はやや熱めですが、ファンの音などがうるさいという感じはしませんでした。
この状態(音楽、動画リピート再生)で4日間放置しっぱなしにし、連続稼働するとどのような動きになるか?
温度測定
こういう場合は東芝のユーティリティを使って調べるのが一番良いです。
今回、CPUに負荷をかけ、ファンがどのように変わっていくか?を調べました。
負荷をかけるツールは「CPU Stres」を利用します。
PCヘルスモニターでファンとCPUの温度を調べます。
通常はこのような感じです。
CPU Stres
今回は2スレッドの負荷をかけ、さらにネットラジオ、Youtube、windows Media player などのストリーミングや動画をPCで動かして、さらにCPUに負荷をかけました。
すると
CPUの温度が上がり、ファンの回転も高速になったのですが、音はそんなに変わりません。
確かに風邪を切る音はしますが、耳障りにならない程度で冷却しています。
PC本体のCPU付近も熱いですが、触れないくらいの熱さではありません。
アプリやCPU Stresを終了すると、通常に戻り、静かな音になります。
これを4日間繰り返して、ファンに一切問題はありませんでした。
さらに負荷をかけながら事務所の脇で放置しています。
以上
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