私はこのサイトで「デジタルの恐ろしい技」というものを自分の技術も含め記事にしてきました。
SNSの誕生は我々一般人から考えると画期的でしたが、それを機にデジタルの仕組みを知らない大人や子供の無防備さには多少危機感を感じます。
何が恐ろしいか?
一言で言えば、写真が暴走することです。
いろいろなところで自分の写真が使われてしまうことです。
自分の知らない場所はもちろんのこと、アダルトサイトなど自分の知らない世界で使われてしまうということです。
インターネットの中には確かに意匠権や肖像権などの法律があるので、無法地帯?とは言いませんが、侵害された時はとにかく面倒な作業が発生します。
もちろん、コストも要しますし、第一に精神的な苦痛が大きいです。
アイドル志向が強い若者にとって自分の写真がネット上に露出していくことは気持ちの良いことかもしれませんが、ポスターとは違ってデジタルは複製、加工が簡単にできます。
これが怖いのです。
デジタル自分を変えられる
かつて、映画「ザ・インターネット」が教えてくれたデジタルの怖さを私たちが子供たちに継承していかなければならないと思います。
サ・インターネット
(サンドラブロック主演)
この物語はネット社会アメリカでの個人情報が操作される物語です。
社会保障番号に紐付けられた個人情報を操作すれば、その人を犯罪者にすることが簡単できるのです。
このストーリーでもデジタルの技が個人を全く別人にしてしまったという結末になりますので、マイナンバーが施行で日本もいつしかそのような社会になると思います。
やっぱり、デジタルの怖さを知ってからデジタルを楽しんで欲しいと思っていますので、ここでは極々簡単に説明します。
怖さは「加工」と「複製」です。
まあ~自分の写真が使われたって良いという方は別に気にすることなどありませんが、それがどんな形で使われるか?
知っておいてください。
私は決して恐怖を煽っている訳ではありません。
こういう事件は現実に起こっており、どうしたらネット上から削除できるか?という相談を元に少し改変して書いています。
もちろん、依頼内容はそのまま話せませんので、こういう事件が起こっているということだけに限定しています。
警察が居るから安心と思っている人が大半ですが、それは大きな間違いです。
警察の中でも、こういう事件は技術的に限界があります。
つまり、警察はよっぽど人命に関わることしか動いてもらえないということになります。
では、何が起こるか?
簡単です。
恨みがある人のデジタル写真をわいせつ画像に加工して、海外の写真投稿サイトで拡散すれば終わりです。
後は勝手にネット上で浸透していきます。
これはフィクションでなく、実際に世界中で起こっているトラブルです。
私のブログはR-18禁ではありませんので、ぼかしをかけていますが、簡単に素人のアダルトDVDの表紙が出来上がりました。
この時点で単なる一般人はアダルトDVDに出演しているように装えてしまうのです。
これは怖いです。
さらにSNS等で一斉に拡散すれば、知らないところで無かった過去があったかのように偽装できるのです。
運悪ければ名前で検索にヒットし易くなり、この画像と自分が紐付いてしまいます。
これを海外のサーバーなどにアップされると、国内法では処罰の対象にならないので、どうしようも無くなります。
絶対に削除できないと諦めることはありませんが、ここまでなるとちょっと一般の方では厄介です。
当然、費用も掛かることですので、予め準備も必要です。
下記に似た結果がありますので、参考にしてください。
とにかく、インターネットはグローバルなものですが、犯罪などはどうしても国内法に限定されてしまいます。
海外でこんな写真が流出しても国内では処罰できませんし、第一こんな面倒なことを警察が直ぐに対応してくれるはずがありません。
こんな風に言うと法治国家日本の警察から怒られるかもしれませんが、現実的にはそうなのです。
サイバー犯罪やネット誹謗中傷などは海外を経由すると非常に面倒になります。
対応してくれないことはありませんが、解決できるか?というと極めて難しい事案になるでしょう。
だからこそ、自己防衛が必要であり、そのリスクを知った上でSNSやインターネット上のサービスを利用するということを心がけましょう。
恐怖を覚えた方は是非、行動に移してください。
恐らく、そういう方は面倒にはならないでしょう。
ご参考に。。