dynabook Satellite のAC電源アダプターについて

ACアダプター/充電器関連
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※この記事は個人的な意見です。

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アダプターを考える

何気ない質問から調査が始まりました。

「機種にあったAC電源アダプターを使わなければならないのか?」

dynabookのサポートセンターはじめ、dynabookのサービスセンターの友人、パソコンオタクのネットワークなど、その類を熟知している人と意見交換しながら書きました。

基本を考えた場合、ノートパソコンは標準品や機種専用のACアダプターを使わなければなりません。

これは電源がパソコンの心臓部であり、メーカーPCは設計段階でそれらを考えているからです。

仕様が異なるアダプター

dynabookやSatelliteなどの場合、AC電源アダプターのソケット部(本体との接触部)の形状が共有できるものが大きく分けて4つあります。

細かく言うとまだありますが、ここでは「共有」という視点で考えています。

dynabook やSatelliteの機種の場合、ソケットも同じ、電圧も同じ、ただし、定格電流値だけが違うものがあります。

例)

19V(定格電圧)-2.37A(定格電流)

基本的にはソケットが合えば使えます。

では、使い続けるとどうなるか?という質問が多いです

仕様が違うアダプターを使うと?

例えば、Satellite B35/R を例にしてみます。

ソケット部はTX6系のACアダプター19V-3.42Aのものと同じなので、それを使うと問題なく動きます。

しかし、B35/Rの本来の規格は19V-2.37Aです。

ac

規格は違っていますが、私はそれで何年も使って問題なく動きますし、トラブルなど全くありません。

最近の機種は部品も消費電力が小さいものを使っていますので、定格電流が高いアダプターを使ったとしても普通に使えます。

つまり、パソコンが消費する電力に依存するみたいです

USB Type-C

最近はUSB Type-C(以下:Type-C)のアダプターもやや増えました。

Type-Cにもいろいろあるのですが、これも同様、コネクター形状が合えば皆同じか?という問題があります。

私もそうですが、友人のdynabookのサービスマンへ確認しても定格電流値にあったものを使って欲しいと言います。

機種の定格電流は裏面の型番部分に書いてあります。

dynabook ZZ75/LWは下記のように定格電流が3.25Aです。

これは最大値になりますので、違うものを付けるとパフォーマンスが上がらない上に故障の原因になる場合あるみたいです。

ハイオク仕様の車にレギュラーぶち込んでガンガンアクセル回すようなものかもしれません。

dynabook VZ/HPLも3.25Aです。

一昔前のマシンは3Aです。

CPUに依存しているのでしょう。

アダプターにもキチンと書いています。

20V=3.25A

意外と軽視しがちなのですが、むしろ一番重要なことだと思いますけど。

結論

個人的には定格電流値が異なるアダプターを使っても、特に異常は感じられないので問題ない思っています。

しかし、性能とは別にAC電源に関わる事故などを考えた場合、最終的には規格のACアダプターを使うのが好ましいという結果に至りました。

重要なのは電源系のことなので付けっぱなし、挿しっぱなしということが当たり前になってのが今の時代です(会社で帰宅時に電源を抜いて帰る人は非常に稀です)

性能や仕様上は問題ないかもしれませんが、それとは別に「発火リスク」という観点で考えると、機種にあった(仕様)の電源アダプターを使うことが安全という結論に達しました。

大名武久
大名武久

※定格電流値だけで「リスク」というのは少し大げさかもしれませんが、あくまでも基本という意味ですので、お間違い無いようにお願いします。

専門知識が必要な記事に関しては当管理者の意見が誤っていたりした場合、専門家の方からご意見を頂く場合があります。

その内容などは記事内容そのままで「追記」という形式で下記に掲載していますので、参考にしてください。

読者の方からの参考意見

2019/5

Facebookに上記の問題に関してのご意見頂きましたので、こちらから電気的視点からのご質問した回答ですので、参考にしてください。

質問

使用するのは同じ東芝用のAC電源アダプターという前提で「もし、定格電流値が合わないアダプターを使い続けたらどんなことが考えられますか?」は如何でしょうか?

ご意見

個人的な意見ですが、同じ会社製で同じV数値で供給可能Aの数値は当然接続するPCの消費電流よりも大きい数値が供給可能であれば問題は特に無いと思います。
ですが、電源の構造(中身)によっては余りにも過剰な供給可能電流値の物を使うと回路によっては基本のVの値が上がってしまう可能性も有りますので、やはりメーカーの指定するVとA数値は守りたいです。
この頃のPCノートはそれでも本体接続コネクターの後に大体VやAを安定させる回路が設置されているはずですのでまず問題は出ないでしょうがね。
(追伸)
逆にAの値がPCの受け側の規格よりも小さいと、当然Vの数値が不安定になりDCアダプターも発熱し危険な状態になってしまいます。
それに最近の電源は、トランスを使わず素子のみで電圧を落とし高電流を取り出している回路も有るので、この規定以上の電流使用は要注意ですね。

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