「起動」の前提
今回は起動しなくなったパソコンからのデータ復旧を説明します。
但し、「起動しなくなった」という意味にはいろいろあります。
①電源スイッチを押しても「うん」とも「すん」とも言わないいわば基板自体の故障なのか?全く起動しないパソコンなのか?
②電源は起動するけど、画面が真っ暗?
③エラーメッセージがでて起動しないのか?
などなどいろいろケースがあります。
ここではまず「電源は入る」という前提です。
そうするればdynabook社(旧東芝)のdynabook File RESCUE(TOSHIBA File RESCUE)が使えます。
必要なもの
バックアップ用USBメディア(DVDでも可)
(バックアップしたいデータが入る容量)
ファイルレスキューを使う
やり方は2通りあります。
バージョンによって多少違いますが、基本は同じです。
方法1:作成したDVDを使う
予めdynabook(旧東芝)リカバリークリエーターで作成しておいたリカバリーディスクのNO1を使います。
バックアップ用メディアをUSBに入れます。USBが無い場合はDVD-R等でも良いです。抽出するデータ量に依存します。
DVDドライブからリカバリーディスクを起動します。
「C」キーを押下しながら電源ON→dynabookロゴがでたら手を放すとDVDでブートします。
下記画面になりますので、システム回復オプションを選びます。
Microsoft IMEを選びます。
トラブルシューティングを選びます。
TOSHIBA Recovery Wizardを選びます。
回復ツールを選びます。
TOSHIBA File Rescue を選びます。
方法2:HDDリカバリーを使う
「F12」キーを起動時に連打すると下記画面になります。
HDD Recovery を選んでください。その後、警告がでますが、YESで進んでください。
トラブルシューティングを選びます。
②のTOSHIBA Maintenace Utilityを選んでください。
TOSHIBA File Rescueが選べますので、それで進んでください。
dynabook (TOSHIBA) File Rescueの使い方
上記の流れでdynabook(TOSHIBA) File Rescueを選んだ状態になります。
このツールはデータをそのままUSBなどのメディアにバックアップするということではなく、dynabook(TOSHIBA) File Rescueの形式でバックアップしますので、その後その形式を復元してあげなければなりません。
その手順を下記に説明しますので、やってみてください。
dynabook(旧東芝)ファイルレスキューが起動します。
「同意します」
自分が欲しいファイルを確認し、「任意のファイルやフォルダを手動で指定する」を選びます。
欲しいフォルダを指定します。
バックアップ先(USB)を選びます。DVDでも良いです。
最終確認です。
データの復旧を開始します。
完了
ファイルを復元する
データを抽出した後は、改めてリカバリーディスクでリカバリーしてください。
以降はリカバリーしたパソコンになります。
バックアップしたUSBメモリの中を見ると「TFRescue」を探します。そしてダブルクリックしてください。
同意してください。
復元するデータです。「アカウント名になっていると思います」
データを確認します。
復元します。
元ファイルがあった場所にコピーされます。
中身を見るとバックアップされていることが解ります。
以上です。
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