【はじめに】
※ここではwindows10にアップグレードして一ヶ月以上経過した状態で環境(ソフトなどの状態)を変えないまま元のwindows7などに戻せるか?と言うことを書いています。
環境をそのままでは元に戻せません。
しかし、リカバリーという操作をすれば購入した当時のwindowsに戻せます。
その場合、データのバックアップやソフトの入れ直しなど面倒な作業が発生しますので、ご認識ください。
このページはそのやり方を説明しているだけの記事です。
参考になる方は読んでください。
windows7(windows8.1DG)のSatelliteB35/Rをwindows10無償アップグレード期間中にアップグレードしました。
そこでちょっと疑問なことがでてきたのです。
無償アップグレード期間にアップグレードして、31日以内であれば元のバージョン(windows7)に戻せることは説明でも書いてあります。
それがこの画面!(設定→更新とセキュリティ→回復)
元のバージョンに戻せないと言っているのは一ヶ月以上経った場合、もしくはPCをリフレッシュした場合です。
その環境を作ってみました。
この状態で誤って上記にある「このPCを初期状態に戻す」をしてしまったら「windows7に戻す」が完全に消え、戻せなくなります。
この場合、完全にwindows10になってしまうということになります。
この状態で以前のバージョンに戻したい場合はデータのバックアップを取り、正規のリカバリーを実施すれば購入した当時のwindows7に戻せます。
それを実験してみました
実験
windows10にアップグレードしたSatellite B35/R (windows7)があります。
もちろん、一ヶ月以内です。
この状態で「このPCを初期状態に戻す」をしてみます
↓「設定」を選ぶ
↓「更新とセキュリティ」を選びます
↓ここで「windows7に戻す」を選ばずに、「このPCを初期状態に戻す」を選びます
↓個人用ファイルのみです
↓いろいろアプリケーションが削除?されるみたいです
↓ここで答えがでています。下記のようにガイダンスされています
「このPCは最近windows10にアップグレードされました。このPCを初期状態に戻しても、アップグレードを取り消してwindowsの以前のバージョンに戻すことはできません。」
↓「初期状態に戻す」
↓初期状態へのプロセスが起動します(約1時間)
↓windows10に初期化されました。
↓デスクトップに削除されたソフトの一覧がアイコンであります。
↓この状態で「設定→更新とセキュリティ→回復」を見てみると「windows7に戻す」が消えています。
つまり、この時点で元の環境には戻せなくなりました。
但し、ハードディスクリカバリーモデルやリカバリーディスクがある場合は元のバージョンに戻すことができます。
ハードディスクリカバリーを実施
↓この状態で「SHIFTキー」+「シャットダウン」で完全シャットダウンします。
※シフト+シャットダウン → 完全シャットダウン
↓その後、電源を入れF12キーを数回連打します
↓HDD Recoveryを選びます
↓初期状態のwindows7リカバリーシステムが起動します。これでリカバリーすれば良いです。
ここで言う
●一ヶ月以上経つと元に戻せなくなる
というのは環境を継承した状態の話であり、元の旧windowsにはリカバリーという行為で戻せます。
但し、ソフトの設定やいろいろな環境をまた一から設定しなければなりません。
そういう意味の「元の環境には戻せない」と言うことになっていると考えてください。
一ヶ月以上経過するとHDDリカバリーエリアも使えず、二度と旧OSに戻せなくなってしまう?と勘違いする方も居ると思います。
HDDリカバリーエリアはwindows10にアップグレードしても生きていますので、ご安心ください。