水をこぼしたらどうする?
仕事をしている途中でうっかりコーヒーをキーボードにこぼしたり、ペットがパソコン近くのコップを倒して、パソコンに水がかかったり、いろいろな原因でパソコンが水で濡れる時があります。
その場合、慌てず初期対応が肝心です。
ほとんどの人が水が入った瞬間に電源が入るか?否かを確認する為、電源を入れ直したり、何か操作したりします
これ絶対ダメ!
コーヒー(水分)がかかっても絶対に操作してはダメです
水がかかった状態でこのサイトを見ている人は慌てず下記の手順を従って行動を起こしてください。
大丈夫です!
パソコンはそんなに弱いものではありません。
特に2016年以降のdynabookには何らかの対策かとられていますので、安心して下記を実施ください。
水こぼしの初期対応
初期対応で驚く結果を出します。
騙されたと思ってやってみてください。
1.電源を切る
とにかく電源をダウンしてショート避けてください。
急いでシャットダウンもしくは電源ボタン長押しで強制終了です。
2.水分をタオルに逃す
こぼした量にも依存しますが、大量にこぼした場合は下記のようにタオルを挟んで裏が返しして下さい。
このようにするとこぼれた水分が逆流して、大事な基盤に浸透しません。
もちろん、液晶も水は大敵ですので、かからないにしてください。
初期対応が良ければキーボードだけの故障で済みます。
タオルがある程度吸うまでしてください。
3.ドライヤーで乾かす
とにかく根気よくキーボードの間から乾かしてください。
「風」です。
水分は熱より風で乾きます。これ重要です。
ちょっと乾いたなあ~というくらいではだめです。
その状態で丸1日風通しの良いところに置いて放置してください。
仮に少しでも基板等に水分が残っていれば電源入れるとショートして終わりです。
完全に乾かせば、また普通のように使えます。
バラバラに分解できる人であれば、完全分解を実施し、乾かして組み立てても良いでしょう。
自信がなければ焦らず根気よく乾かしましょう。
先ほども言いましたが、水分は熱より、風の方が乾きが早いですから、ドライヤーなどの送風で根気よく乾かすと早いです。
ジュースをこぼした場合
こぼしたものがお茶や水、コーヒー(ブラック無糖)などであれば、乾かすだけで復活しますが、ジュースや糖分のあるコーヒーの場合はそうはいきません。
糖分によりキーボードのパンタグラフがくっついてしまうからです。
こうなると文字が打てなかったり、押しっぱなしになって文字を連打した状態になったりという事が起きてきます。流石にキーボードを洗うことはできませんので、この場合はキーボードの丸替え(交換)になります。
キーボード交換は修理センターに依頼するか、自分で交換する方法があります。自分で交換する場合は、以下の記事を参考にして下さい。
修理依頼した場合
水分混入の状態で東芝の修理センターに見積依頼をすると、水没扱いで基板などの入れ替えの見積書がでてくるでしょう。
本体が動くのであればキーボード交換のみでも良いですが、その場合のリスクはきちんと認識しておきましょう。
つまりこの場合の修理の動作保証はありません。交換してもらうだけですので、その後仮に文字が打てなくなっても対応してくれません。まれにではありますが交換後のキーボード不良ということもあります。
このように水分混入(水没扱い)は非常にリスクを負ってしまうのです。
パソコンの構造を知る
因に昔の機種のサテライトなどがどうなっているか?
機種によって構造は様々です。
最近の機種はまずキーボード下の天板で一旦水が止められます。
その後、キーボード側面や細かい穴から、浸透し、マザーボードに浸透します。
この時間がお猪口1杯で約20秒~30秒ぐらい(推測です)です。
ですから、即対応できれば復活の確率は限りなく100%に近いと思います。
まずは電源を落とし、即座にドライヤーやタオルなどで乾かしてください。我慢強く乾かすことで光が見えてきます。
ちょっと乾かしたくらいで電源を入れるとショートして使えなくなるかもしれませんので、2、3日は乾かすことに徹してください。
こういう考え方はその時知っても遅いので、まずこのことを頭の片隅に入れておくだけでも全然違います。
いざ、その状況の時に冷静に対処できると思います。