パソコンの弱点は「水」と「ホコリ」です。
もちろん「火」などもそうですが、日常生活でパソコンと「火」はたばこくらいですから直接的に関係がありません。
「水」で多いのが飲みながらパソコンを操作した時なのです。
コーヒーなどを飲みながら誤って混入することを良く聞きます。
ただ、この「水」についてはパソコンを操作する時に飲料を控えればよいだけです。
しかし、「ホコリ」は予防できません。
環境が良いところで仕事をすれば良いですが、それでもホコリは溜まっていくものです。
ノートパソコンや小型パソコンの場合は設計上、ホコリが蓄積し易い構造ですから放っておけば冷却性能を下げ、熱により致命的なトラブルを引き起こすことは間違いないでしょう。
分解しなくても日頃から少しずつメンテナンスすればトラブルなく利用できます。
内部ファン
下記写真はメンテナンスを全くしていないパソコンの内部ファンです。
完全にヒートシンクがホコリで詰まっています。
冷却性能は半分くらい低下しますね。
工場内で使っていたPCにはファンに油?が付着してホコリが付着しています。
空気中でも微妙に脂が付着しているものです。
これは普通のオフィスで使っていたSatellite B453です。
これもほとんど清掃していません。
ファンを外してみる
ちなみにファンを取ると排気口にもホコリがガッツリと詰まっています。
80%冷却ダウン。。故障間違いなし!
製造から約10年のSatellite T40の内部は冷却排気口をホコリの層が固まって冷却できなくなってしまっています。
このPCは逝ってしまった状態です(これはブロードライザーが壊れて故障です)
ホコリが溜まれば空気の通り道が塞がれてしまいますので、冷却できなくなり、熱がこもってしまいます。
パソコンの敵は熱!熱!熱!です。
ですから、ホコリを溜めないように小まめに除去すれば長~く使えます。
なんと薄型になればなるほどホコリの逃げ道が少なくなりますから、2年くらいで下記のようになります。
これは高級機種のKIRAですが、これでファンのモーターが逝ってしまいます。
メンテナンス方法
簡単です。
本当は分解清掃が効果的ですが、それが難しい場合は簡易的な清掃でも充分効果があります。
常に手元にエアーダスターを用意しておき、時々通気口から勢いよくエアーを送ってあげるだけで全然違います。
こんな感じでノズルが付いているものが効果的です。
隙間に入れで、しゅっ!とホコリを除去してください。
ちょくちょくすることが重要で、慣れれば苦になりません。
勢いよくホコリがでてくるので、できればオフィスの片隅に持って行ってやりましょう!
パソコンがどんなにスタイリッシュになっても、空気穴は必ずどこかにあるはずです。
そこに入れてシュッとするだけです。