EaseUS Todo Backup Free リカバリーソフト クローンを作って環境丸ごと引っ越し!

リカバリー関連

スポンサーサイト

前提条件

※下記は事前の環境バックアップファイルを生成していることが前提です。

近年、いくら精度が良くなったとはいえ、パソコンは必ずいつかは壊れるものです。

どんなに大切に使っても、ハードディスク(駆動系部品)が使われている以上、必ず寿命があります。

特にハードディスクや冷却ファンなどは電源が入っていれば常に動いているので、寿命が早いと言われています。

一番酷使している部品で寿命があるものはハードディスクですので、最初に壊れる部品と言っても過言ではありません。

最近ではSSDHやSSDなどが、記憶媒体で使われていますが、これらも故障しにくくなっただけで、必ず壊れるのです。

そう考えると壊れた場合でも迅速に復旧できる仕組みを常日頃から作っておけば、簡単なパーツ交換で、直ぐにパソコンを元の環境に戻せるものです。

そんな復旧が簡単にできる定番ソフトのEaseUS Todo Backup Freeを東芝のdynabook T552で実演します。

このブログでも何回か紹介していますが、今回は丁度よいことにエラーにも遭遇できましたので、その対処方法も含めて説明したいと思います。

憶えておけばかなりパソコンのトラブルにも対応できるのではないでしょうか?

復元時に準備するもの

準備するものは簡単です。

交換用のハードディスクは再利用品(使用済み)のものを使ってみます。

・交換用のHDD(何でも結構)
※容量も大小気にしないで結構です。
・外付けUSBHDD(環境バックアップ済みのHDD)(作成記事
・事前に作成したブートディスク(作成記事
Gparted(パーティションソフト)※必要場合のみ

交換用のHDDの状態にも依存しますが、GPartedは便利ですので、準備されていると何かと役立つと思います。

【GPartedの使い方】
GPartedの使い方はこちらの記事を参考にしてください。

トラブルのシミュレーション その1

さて、早速、本題の実演に入ります。

パソコンは兆候もなく、突然トラブルを引き起こすものです。

朝パソコンの電源を入れると突然下記のメッセージがでて起動しません。

「あれ?」

このメッセージは起動ハードディスクが読み込めないという意味になります。

つまりハードディスク(以下HDD略す)が認識していないという意味ですので、HDDの故障です。

この状態でデータは無事か?否かはわかりません。

今回、データのバックアップは取っており、環境も丸ごとバックアップしているという前提ですから、慌てず交換作業に入ります。

【バックアップソフト】
https://jp.easeus.com/backup-software/free.html

実際にバックアップした時点の状態に戻してみる

これは環境をバックアップしていたHDDから戻すものです。

準備するものは作成済のブートディスク、及び環境丸ごとバックアップした外付けUSBHDDです。

まず、ハードディスクを交換します。

作成済のブートディスクをDVDドライブにセットします。

環境丸ごとバックアップしたファイルが入っている外付けディスクを本体に取り付けます。

これはEaseUS Todo Backup Freeが立ち上がった後からでも認識しますから大丈夫です

「C」キーを押しながら電源オンして、dynabookロゴがでたら手を離してください。

ドライブがガチャガチャ動きだします。

下記メッセージがでたら、何かキーを押してください。

Press any key to boot from CD or DVD

すると下記ロゴ状態で数分処理状態になります。(

5分くらい気長に待ってください。

しばらくすると先ほど入れたディスクがブートして、下記画面になりますので、赤丸部分を押してください。

外付けUSBハードディスクに環境丸ごとバックアップしたファイルまで辿ります

環境丸ごとバックアップの展開イメージがでます。

次へ進みます。

エラー発生

エラーメッセージがでました。

The layout of orignal disk is not the same as to target disk please recover to an empty disk or you can use the feature of disk and partition recovery to recover system

エラーの原因を分析

これはつまり、生成しようとしているディスクが今までのHDDと同じ形式にできないから、未割り当てのディスクを同じ形式のものにしてリカバリーしてください。というメッセージ内容になります。

HDDも形式が違えばそのまま書き込みができないのです。

一旦、ここで作業を中断します。

ハードディスクの形式を変更する その1

ここでは予めGPartedというソフトをISOイメージで焼き、ブートできるようにしています。手順を知りたい場合はこちらをご覧ください。

その状態の場合はGPaertedでHDDの状態を変更します。

下記のようにブートさせます。

下記が装着しているHDDの状態です。赤枠をみるとパーティションが3になっていて、フォーマットされた状態になっていました。

パーティションが切られた状態ですから、メッセージ通りに未割り当てにします。

右クリックしてDeleteを選ん、領域を削除してください。

未割当になったと思います。

削除されましたので、これに更新をかけます。

更新完了です。

改めて移行作業を続けます。

トラブルシミュレーション その2

再度、トラブルシミュレーションでイメージを復元を実施します。

手順は同じです。

改めて先ほどと同じ手順で「EaseUS Todo Backup Free」のブートディスクをセットし、EaseUS Todo Backup Freeを起動してください。

Unallocatedになり未割当状態になっています。

これにイメージを復元させます。

進めますと再びエラー???になります。

The Backup image is from a GPT disk, it cannot be recovered an MBR disk , Please initialize the target disk to GPT disk and the recover again

ディスクのドライブ状態がGPT形式でなければ構成できないことを言っていますので、また変更するため作業を中断します。

<補足>
元々再利用しているHDD(2.5inch)は320GBのHDDでwindows7機についていたものです。
ですからwindows7の仕様上、AHCIブートでMBRでフォーマットされています。
今回のwindows8.1でHDDが750GBのdynabook T552/36HBの環境をバックアップしています。
windows8.1の場合はUEFIブートですので、フォーマット形式はGPT形式になります。
それを考えた場合、GPTで生成されたバクアップイメージをMBRに上書きできませんので上記は「GPTでやってください」というメッセージになります。

<詳しく書いてあるブログ>
下記が一番分かり易く解説されています。
私は下記を参考にしました。是非、ご覧ください。
https://dekomoriutamaru.com/blog-entry-985.html

ハードディスクの形式を変更する その2

再びディスク状態をみるためにGPartedを起動します。

デバイスメニューの「パーティションの作成」を選びます。

GPTを指定してください。

新たにチャレンジします。

トラブルしミューレーション その3

再度チャレンジします。

またまたブートします。

先ほどと変わりありません。

やっと進みました!処理が進みました。

復元完了!

再起動します。

T552 windows8.1Proが正常にものとまま復活しました。

正常起動しました。

トラブル時の参考情報

GPT形式で移行しているため、東芝のハードディスクリカバリーはエラーになります。

東芝の場合は環境をDISK TO DISKでコピーしなければHDDリカバリーのMBR情報が移行できない模様です。

参考サイト
https://dynabook.biz/recovery/6406/

以上、移行終了です。

東芝のノートパソコン(dynabook Satellite系)の修理部品などを販売しています。
パソコンは自分自身でメンテナンスしていくことで必ず愛着がでてくるものです。
そうすると大きなトラブルが少なくなり、より安定したパソコンライフを楽しむことが可能です。
旧機種、新機種、新品バルク、中古、純正パーツなどを取り揃えていますので、興味のある方は是非ご覧ください。
パソコンDIY セルフメンテナンスを是非楽しんでください。

スポンサーサイト

タイトルとURLをコピーしました