最近、液晶交換を依頼される方が多くなりました。
仕事ではないのですが、ちゃんと料金は頂きます(笑)
やはり修理に出すと金額を要するということとは別にパソコンをしばらく持っていかれるということと、大事なデータが入っているものを第三者に渡す、しかも自分の知らない場所に出すということに不安を感じている模様です。
これだけ情報漏洩などがあれば、「モラル」「企業コンプライアンス」だけでは済まされないと思います。
過去、社員が情報漏洩したというものは沢山あり、疑いたくないですが、不安に思う気持ちは分かります。
ですから、出張でパネル交換をしてくれるところがあれば良いと思います。
この作業は目の前でやりますので安心でしょう。
さて、今回はダイナブックネタでないので、申し訳ありません。
ただ、面白いことにレッツノートとダイナブックRX系や海外版などの液晶に互換?可能性があるので、ついでに調べてみました。
今回はモバイルの最高峰と言われているパナソニックのレッツノートCF-S9です。
液晶が割れていますので、その修復依頼です。
今回は割れたレッツノートCF-S9にCF-N8の液晶を移植します。
まず、CF-N8のヒンジ、液晶の接合部分を観察し、どのような構造になっているか?を確認します。
早速、CF-N8の液晶外しに取り掛かります。
交換手順
↓何となく、SS S30系に似ている構造です。
↓通常は緩衝用のゴムの下に固定ネジがあります。他に固定ねじが無いか、確かめます。(ここはフレームを割らないように要注意です)
↓東芝の場合、モバイルは軽量化する為に、通常のフレームより弱いです。
↓フレームが外れました。かなり強く接着されているので、外す場合はフレームを折らないように充分注意してください。外す場合は詰めか、精密機械用工具の一番小さなマイナスドライバーで少しずつ外してください。
↓液晶と本体を繋ぐ、ディスプレイケーブルはインバーター部にあります。
CF-N8のフレームが外れ、液晶も外れました。
↓今度は修理する側です。割れたレッツノートのCF-S9の液晶を外します。外し方は同じなのですが、サイドのフレームを外すときは要注意です。
↓液晶ケーブルを外し、CF-N8の液晶と交換します。
↓ケーブル部分をしっかり固定します。(ここが甘いとノイズが入ります)
↓無事交換完了です。特にムラ、照度に問題なく、完璧に映っています。
↓フレームやヒンジ固定ネジを付けて固定ネジ、緩衝ゴムをつけて完了です。
レッツノートのCF-S9についていた液晶はLT121DEVKP00(AFSC0F011878) 12.1ワイド(1280×800)液晶です。
これは恐らく Portege R500 かA600 国内型番のRX1系と同じ液晶ではないでしょうか?
ちょっと調べてみましょう。