類似モデルの落とし穴
ここで訴えていることはあくまでもセルフリペアで使う部品に着眼した場合の落とし穴であって一般的には知らなくても全く問題ないことです。
興味があれば知ってください。
では、今回は類似モデルの話です。
つまり見た目似ているだけのモデルです。
どのメーカーも同じですが、dynabookにも類似モデルが沢山あるのです。
似ているんだけど中身が全く違うので、それがセルフリペアをする場合に落ちてしまう「落とし穴」なのです。
今回紹介するのがdynabook T(AZ、E)シリーズです。
これもかなり類似っています
ですから私のサイトでは区別するために初代、二代目、三代目、四代目などキーワードを付けて分けて分かり易くしています。
これは日本発だと思いますよ(笑)
さらにダイレクトモデルではこのTシリーズがAZモデルに化けたり、量販モデルではEシリーズに化けたりしますから、パニックになります。
ここが難しいのです。
そしてネット上のモールや量販店などはまんまと引っかかっていますから、これが連鎖していっているみたいですね。
しかし、dynabook好きでなければ分からないと言っても過言ではないですから、ある意味仕方ないと思います。
出来事
さて、その落とし穴に落ち込んでしまったのが先日です。
ショップに部品の問合せがあり型番を提示された方がいました。
交換用にどのファンを使えば良いですか?という質問です。
ご提示されたモデルP1-E5MJ-BG P1E5MJBGから「P1E5MJBG」でググってみると下記がでました。
念のため私は2つのサイトを確認したのです。
PayPayモールでは下記です
楽天では下記です。
写真を信用するな
写真を見ると、確かに四代目のTシリーズと同じ写真のdynabook E5/Mと解ります。
これで下記の四代目のファンを連絡しました。
これがまんまと落とし穴に落ちてしまった理由です。
もっと深く見れば良かったのですが、CPU:Core i5-8250U表記がありました。
四代目には第八世代が使われていないのです。
ネットで検索すると他のショップも同じように写真が違っているものが沢山あるから驚きですよね
意外と適当?
どこかが間違えれば連鎖的に間違ってしまうのだと思います。
メーカー写真も分かり難く作られていますが、これは機種自体が似ているのでわからないのです。
下記ポイントがあるのですが、掲載する写真が間違っていたら見抜けないでしょう。
見抜く技
上記のことからP1E5MJBGをダイナブックのサイトで調べると下記デザインです
https://dynabook.com/c/catalog/dbi-200.pdf
基本はCPUで確認することです。
CPUで分からない場合、裏面に海外モデルが書いてありますのでそのモデルで判断するのが正確です。
ちなみに今回の件、海外モデルで分けると下記のようになります。
これで部品は判断しなければひどい目に逢いますので、セルフリペアは注意した方が良いですよ。
海外モデルで分ける
Satellite L50-B →初代Tシリーズ(下記ヒンジタイプ参照)
Satellite L50-C →二代目Tシリーズ(下記ヒンジタイプ参照)
Satellite L50-D →三代目Tシリーズ(下記ヒンジタイプ参照)
Satellite L50-E →三代目Tシリーズ(下記ヒンジタイプ参照)
P1E5MJBGは海外モデルが書いてありますので、下記デザインになります。
海外モデル表記無し →四代目Tシリーズ(下記ヒンジタイプ参照)
※dynabookブランド統合で海外モデルが一部無くなったため。
以上