バタフライ型パンタグラフ
一般的なキーボードのパンタグラフ修理はほとんどの機種で可能ですが、中には「これできるのか?」というものもあります。
日々そういう修理を探しているのですが、今回はバタフライ型のパンタグラフです。
今回できました。
Lifebook U939シリーズ
実施したのはLifebook U937の下記のようなタイプのパンタグラフです。
このバタフライ型は富士通の中でも2種類あります。
下記のようなものがもう一種類です。
上記が白色の土台に対してもう一方は黒色の土台のタイプです。
これはU939などに多く使われているものですが、この機種はキーボードが互換関係にありますので、機種で特定することが非常に難しいです。
土台が黒です。
構造
構造を調べると土台が4点止め、中央で動きます。
ばらすとこんな感じですね。
下記のように4点の爪に引っかけている構造ですので、その爪が折れるとキートップが外れます。。
外観ではバタフライタイプか否かが分かりません。
詳細は下記をご覧ください。
参考情報
dynabookのラインナップでもバタフライ型はあります。
類似のパンタグラフは下記があります。

dynabook R631 シリーズも同様の構造です。
dynabook R631
下記のようなパンタグラフをバタフライ型パンタグラフと言います。
蝶々のような形をしているためそのようにいうのですが、構造がやや特殊です。
2つのパンタグラフ下記のようにプラスチック溶接されていて、片方と爪で繋がっています。
片方を上げると自動的にもう片方も上がります。
個々の部品はこのうようになっているのですが、爪がプラスチックでされたカバーの中に入っていますので、修理は意外と面倒です。
ただ、不可能ではありません。
以上