キーボードを自分で修理する
キーボードは部品を調達すれば、ほとんどの機種が交換可能です。ただ、機種によっては下記の理由で自分で修理せざる得ません。
①キーボードが交換できない機種。
②キーボードの交換方法が難しい機種。
③交換したくてもキーボードが売ってない。
④何らかの理由でパソコンを修理に出せない。
文字消えやキートップ(打刻するプラスチック部分)が取れたりした場合の多くはキートップの爪折れやパンタグラフの破損などが考えられます。
単に外れただけであれば、また付け直せば復旧しますし、土台に問題無ければパンタグラフを買って交換すればわざわざキーボードを丸替えする必要もありません。
パンタグラフやキートップの部品だけ交換して、ハイ!終わりです。
ただ、「それが外れた原因」を知らなければならないと思います。
それを知らすに初期対応が悪ければ、結局キーボードを丸替えしなければならない状況になります。
キーボード破損の症状
一般的には下記のようにキートップが取れてキーが打てなくなります。
そもそもノートパソコンのキーボードの多くは下記のような構造になっています。
指でキートップを押し、接触部が押されたものが何の文字かをパソコンに伝えています。
キートップが外れるという現象には大きく分けて2つあります。
単に外れただけであれば、たまたま爪が緩んで外れたので、もう一度付け直してあげれば直ぐに治ります
しかし、稀にそういうこともありますが、ほとんどは理由があってパンタグラフやキートップが外れたことが多いです。
恐らく、その大半がパンチに耐え切れず下記の場所が折れているのだと思います。
パンタグラフは下記のようにキートップと装着されていますので、どこが折れているか?を確認し、そのパーツを補修もしくは交換すれば元通りに復活するケースも多いです。
矢印の箇所を下記の本体側の爪にかければ終了です。
パンタグラフ修理の方法/取付方
修理の順番としては本体側に下記パンタグラフを付けます。
これかパンタグラフを傷つけないのように爪に引っ掛けます。
注意!
爪がアルミ製の非常にデリケートな構造ですので、2回くらい折れると復活は不可能だと思います。
絶対に爪を折らないように拡大境などで慎重に作業した方が安全です。
その後、上記の構造通り、キートップをパンタグラフにパチッと付ければ終わります。
何でもそうですが、上手く行けば比較的簡単な修理と思っても良いと思います。
土台があれば修復可能
上記の動画を見れば完全に壊れたように見えるキーボードも復活できると思います。
何事もチャレンジです。
どうせ、キーボード交換するのであれば、ダメ元でやってみてください。
注意すること
チャレンジは良いことと思っています。
しかし、それも感覚で行うのが一番失敗します。
パンタグラフとキートップの状態を下記のような拡大境を使って確認しながら進めると成功します。
アマゾンや楽天なんかでも2千円以内で売っていますし、100均の拡大鏡でも大丈夫と思います。
歳を取ると何かと見え難くなりので、そこを感覚でやると必ず失敗します。
もちろん、ダイナショップに売っていますので、分解サポートコーナーをご覧ください。
https://shop.dynalabo.com/?pid=127317316
一番多い失敗が土台の芯を折るケースです。
これ、絶対やっちゃいけないNGリペアです。
押さえすぎて曲がったので、ドライバーか何かで傾いた芯を元に戻すと簡単に戻りますが、土台が軟弱になりその後折れます。
金魚すくいと同じです。
2回くらいが限度でしょうね(笑)
こうなると流石に土台だけは変えられませんので、キーボードの丸ごと交換するしか方法がありませんので、出費大!確定です。
ですから、充分注意してください。
修理だすなら一か八か!やってみよう!という感覚いきますが、成功ありきでやってください。
参考情報
セルフリペア可能性大!です。
慎重に行えば正常に復活可能です。頑張ってください。
爪折れですが、まだ大丈夫です。
慎重に行えば、復活可能です。
復活不能です。
新たなる加工をするか?メーカー修理、キーボード丸替えになります。
キートップ販売
機種別のキートップ部品は下記の場所で販売されてます。
現在、キーボード交換ができない機種を増やしています。