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これが復活のカギかもしれない?腐っても鯛・・そうなって欲しい

      2016/10/19

toshiba

依然として周囲の東芝を見る目は厳しい。

昔、私が26歳の頃、北九州の八幡製鉄所勤務だった。

その当時、円高で輸出業は大打撃を受け、鉄冷えとまで言われた時期があった。

新日鉄は周囲から「腐っても鯛」と言われ、生産は落ち込んだものの、見事に復活した。

これぞまさしく「腐っても鯛」に相応しい出来事だったと思う。

それから約20年、またそういう言葉を使えるのか?

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腐っても鯛

東芝不正会計問題でダメージを受けた東芝もその「腐っても鯛」と言う言葉が合うか?

最初は正直そう思っていた。

天下の東芝と言われ、幼い頃から東芝の家電は馴染み深いものであった。

私の家系は松下系で、当時松下電工のお偉いさんは私の叔父にあたる方も居たくらいの「パナ」な家系だ。

そんな私でも東芝は馴染み深く、ビジネスではダイナブック、サテライトを中心としたライフスタイルと言っても過言ではないくらいだった。

その東芝も今回ばかりは「腐っても鯛」という表現が簡単に使えないように思う。

過去の話である鉄冷えや、パナソニック、ソニーなどの大手メーカーが次々と不況の影響で終焉話などが持ち上がったことは記憶に新しいと思う。

だが、皆次々とV字回復や、復活劇などを遂げてきた。

その立役者には新型鋼板や、レッツノートやプレイステーションなどのヒット商品があったからだ。

客観的に見ると、今回の不正会計問題はそういう出来事と若干種類が違う。

それを証明することとして、東芝のヘルスケア事業の中心であった東芝メディカルシステムを売却したことがある。

確かにワールドワイドで見た場合、海外勢であればJ&JやGE社などからすると総合競争力は無いが、技術的なものだけを見ればこれから10年~20年国内で充分勝ち残っていけるデバイス事業でもある。

それを現金に換えてまで、リストラを加速しなければならなかったというお家事情がある

高齢化社会に向かう日本にとってはヘルスケア事業が唯一の事業の柱と言っても良い。

特に東芝はそうだった。

そこを売却してまでリストラを加速しなければならないかった理由は退職金の積み増しではないだろうか?

老舗であるパソコン事業も完全子会社化にし、白物家電事業の撤退。

社会インフラにしても目新しいこともない。

電子デバイス事業は東芝の技術力からすればこの先10年良くても、その先は分からない。

最近研究されている自動運転技術が確固たるものになれば、IT分野も多少は復活できるかもしれないが、この自動運転技術も実際に製品化されるまでにはまだまだ50年くらい要する。

どんなにテクノロジーが発達しても、人間と同じ「判断力」という概念をコンピューターに持たせることはできない。

仮にあったとしても計算が追い付かないだろう

これはテクノロジーが進化し続けても実用化までには時間を要する。

まだまだ積み上げが必要になる分野であり、そう簡単に市場のカンフル剤になることは無い。

そうなると、東芝がどこで復活できるか?が問題となる。

原子力事業で黒字化を考えているみたいだが、経験とノウハウがまだまだ足りないことに関しては所詮机上の空論に過ぎず、それが復活の原動力になるというのは考え難い。

今の時代はサービスなどのソフトが復活のキーワードになっており、モノが売れなくなる時代において、ハードウェアベンダーは規模を縮小せざる得ないのが実状である。

だからこそ、東芝が一番力を入れなければならないことがリストラということになる。

その中で今回の新生プランが効果を出せるか?

そこは少し疑問に思うが、根底にあるのは「腐っても鯛」といえるだけの期待があるか?だろう。

私は今回のリストラが当初の予定に達したら、東芝の復活劇はあり、必ずその道が開かれると思っている。

あとは方向性を明らかにし、全社一丸となって経営立て直しに全力を注ぎ込めばきっと復活すると思う。

もし、そのリストラに失敗したら、復活どころか、回復すらできないような気がする。

今から先、爆発的なヒット商品など考え難く、むしろモノが売れない時代になる。

今必要なのは巨大かした大企業を小さい会社にしていくことだと思うし、その中で新しいビジネスモデルを作って行けばならないと思っている。

だからこそ、今回のリストラが大きな分岐点になり、大切なヘルスケア事業を潰してでもその新生プランを成功させたかった室町社長の気持ちがそこにあるのだと思う。

頑張って欲しい。

 - コラム