SNSの恐ろしさ!Facebookの恐ろしさ!見えない敵があなたを監視してるから怖い

ネット犯罪関連
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はじめに

Facebookに関しての賛否はいろいろあります。

SNSは24時間何でもできるツールとして底知れぬ恐怖があり、見えない敵から常に監視されている状態になるでしょう。

ですから、もしものことを考えてネット上への実名公表や実写真の公開は極力控えた方が良いでし、デジタル写真はどこでどう使われるか?分からないということも考えて使った方が良いです。

実名公表してしまった人は、慌てず自分のデジタルな写真との紐付けを断ち切るように心がけてください。

今のインターネットは非常に優れていて、個人を特定すると個人情報を引き出すことが簡単にできます。

しかも、一般の方は知らず知らずに個人情報をたれ流している傾向にあり、それをプロもしくは精通している人が上手く拾い上げればそこからいろいろな情報が収集できると言っても良いです。

そしてそれを纏め上げた便利なツールがSNS(Facebookやインスタグラム)であり、個人の趣味、思考、生活、家族構成などから、個人を常に監視することが容易になっています。

これがSNS社会の根底にあるリスクと言っても良いのではないでしょうか?

写真が主体になっているSNS社会

今の時代は写真加工技術に関するテクノロジーが驚くほど進化していることもその脅威の一つです。

デジタル写真の世界はどんな状態でも加工できますので、実写真があればいろいろ加工できる時代になっています。

例えば良い例がネットにありましたので、参考にしてください。

下記は過去にあった事件ですが、芸能人の写真を利用されたものです。

これは極一例です。

※ご本人の顔にモザイクを入れています。

自分は芸能人ではないので、利用されないと思うかもしれませんが、どんなケースがあるか解らないのもネット社会の良い例です。

これもそういうケースの一つです。

詳しい説明は省きますが、左が某インディーズ系アダルトDVDの表紙で、右が実際にネットで閲覧可能な写真(某アイドル)です

これが加工か否かはDVDを見た訳ではありませんので、事実は分かりません。

実際にこの人が出て入れば何の問題もありませんが、出演していないので問題になっていると思います。

特に、女性は注意が必要ではないでしょうか?

女性に対して嫌がらせをする題材としては意外と簡単にできるのもデジタルな世界の落とし穴です。

では、デジタルな世界にどんな脅威があるか?ちょっとだけ説明しておきます。

デジタル写真はこんな風に加工ができる

今は数万円だせばどんな良いツールでも手に入り、プロ並みのデジタル加工ができます。

居る人を居ないことにすることなど朝飯前になっています。

ネットから拝借したデジタル写真

sample1

フォトレタッチソフトで加工した写真

sample2

こんな感じで左に居た男性は居ないことになってしまいます。

こういう加工技術が偽造写真を簡単に作りだしてしまう時代なのです。

必見!女性写真を加工する
必見!そこにどんなリスクがあるか? Photoshopで何でもできる写真加工技術

簡単にわいせつ画像に加工される時代

これがわいせつ分野になるともっと驚くと思います。

ネットから取った単なる普通の女性のフリー著作権のデジタル写真です。

コマーシャルや、ポスターなどに使って欲しいのか、解像度が非常に高い画像がすぐ手に入ります。

解像度が高いと加工がし易く、後処理が容易にできるのも便利です。

だから一般の方が見ても加工写真と全く分からないまでクオリティを上げることが可能です。

アダルト写真をネットから拝借し、この顔だけを合成させると下記のようになります。

肖像権、プライバシーの問題もありますので、ここはぼかし、モザイクを入れた方が良さそうです。

まるでその人のヌード写真のように見えますが、全くの加工写真です。

アイコラ画像は原版と比較すると、多少違和感があるのかもしれませんが、比較の対象が無ければ、その人の完全な裸体になります。

女性であれば、これが自分であればどうでしょうか?

まさか?

とほとんどの方がそう思うと思います。

これをFacebookのIDを窃取し、なりすまして自分のFacebookアカウントでアップされればどうなるでしょうか?

ある日突然、自分の裸体が友人を媒体にネット上を駆け回っている状態になります。

気付いた時は既に遅く、どこに相談してもどうすることもできません。

一生自分の裸体がネット上に残ってしまうことになります。

いったい誰がやってるの?

恐らく、この時点で底知れぬ恐怖を感じてしまうことでしょう。

次は何をされるか?

インターネットでは誰が見ているか?分からないということが大きなリスクになります。

そして犯人が特定し辛いのも特徴なのです。

楽しいはずだったSNSが一夜にして面倒なツールに変身してしまいます。

あっ!と言う間に拡散する情報社会

こういうのは単なる愉快犯や遊び半分でやるケースと、本当の恨みでやるケースに分かれます。

どちらにしても一度ネットに流出すると今のSNSのスピードであれば、一瞬にして拡散すること間違いありません。

一度拡散し出すと情報が止められないというのが今のSNSの最大の恐怖なのです。

そして、延々にネット上に残っていきます。

名前とその画像がリンクされてあれば、検索エンジンで自分の偽造ヌード写真がヒットし、それが何年も閲覧し続けられる?ということになります。

仮にこの状態で警察に届けても、被害届を出すだけで警察はどうすることもできません。

海外のサーバーや特定できないサーバーなどにアップされていれば、それを削除するのに膨大な時間を要します。

仮に犯人が捕まってもそんなに重い罪ではないでしょう。

第一今のシステムでは犯人を特定することが難しいのがデジタル社会であり、ネット社会です。

大規模捜査になるとサイバー犯罪課や警視庁直轄の特別捜査班などが大手IT会社と連携して犯人特定に全力を尽くすと思いますが、男女間のトラブルなどでは捜査すらしてくれないのが現状です。

これを消す為には弁護士など法律家を通じ、多くの出費と、時間と労力が必要になります。

お金を出して消すことができればまだ良いですが、それすらできないケースもあります。

それが海外のサーバーにある画像です。

SNSは知って使うことが重要

SNS社会は便利という虚像に騙されて、良いことばかりが報道されています。

その裏にはたくさんの悪いことも隠れており、全ては自己責任になってしまっているのが、今のネット社会なのです。

SNSと言うのは利用を自分で考えて使うものが前提になっています。

犯罪らしきリスクがあれば、まずは個人の意識から変えて行く必要があります。

これは実際に警視庁(旧)ハイテク犯罪課に呼ばれた私が言うので間違いありません。

警察は助けてくれる素振りをしますが、結局この類の事件は自己責任ですので、後回しにされます。

それでなくても人命問題や幼児ポルノなどの社会問題化しているネット犯罪などが山積しており、それにかかりきりになっているのがハイテク犯罪課なのです。

決してFacebookなどのSNSが悪いこととは言いませんが、誰が見ているか?と言うことを考えなければなりません。

今の時代「いいね」欲しさに自分の全ての生活をさらけ出すという方が多いと思います。

それが果たして良い事なのか?

悪いとは言いませんが、モノには限度があると思います。

その背景には「いいね」マークから錯覚する「みんなが自分の情報を待っている」という勘違いから起こるものです。

芸能人気取りの一般人であるが故に、何か逢った時は事務所も誰も助けてくれません。

全ては自己解決するしかないのが現実です。

その時初めてSNSの怖さを知っても「時既に遅し」です。

つい自分には関係ないと思ってしまう

大半の方がSNSの事件などを「自分には関係ない」と思っていると思います。

えっ?

だって、記念撮影の何がダメなの?

みんなで楽しくご飯食べている写真?を投稿するのが何が悪いの?

楽しく遊んでいる写真のどこがいけないの?

いいね?」を沢山もらって何がいけないの?

ほとんどの方がそう思うでしょう。

私も以前はどちらかと言うとそういう人間でした。

しかし、弁護士事務所からの依頼や、取引先からの相談などのトラブルを知ってしまうと、いつ自分もそういうリスクを負ってしまうか?と再認識するようになりました。

何より弁護士事務所からの相談を受けるようになったことでその現実を知ったような気がします。

その時、自分なりの疑問を法律の専門家に訪ねることで今の日本の実態(警察に相談)が良く理解できました。

警察はSNS程度のトラブルくらいで守ってくれません。

ネット犯罪の場合は国内警察では限界があるということです。

特に警察は個人間のトラブルなどの話は一旦聞きますが、事件として立件するか?と言うと非常に難しいです。

ですから、民間の調査会社にお願いする方法がありますが、当然費用も高額ですし、どこまで解決できるか?全く分かりません。

ましてや我々のようなネット会社は法に携わっていませんので、犯人を特定してもそれからどうすることもできないということになります。

即ち、全てが警察の仕事になるのです。

仮に犯人が分かって、被害者が刑事告訴すると言っても、警察がそれを事件として受理しなければ事件にすらならないのが今の法律です。

こういう相談を受けた時に助けてあげたいのですが、私たちは単なる技術者です。

捜査する立場ではありませんので、何度も言うように「警察に相談してください」としか言いようがないのです。

結局法治国家日本でもたかがSNSでの個人間のトラブルくらいでは何もできないということです。

私たちが出来ることはヤフー知恵袋などの正規のサイトに対し削除依頼等で誹謗中傷情報を削除してもらうことくらいです。

非正規サイト(わいせつや暴力系)はやはり警察の専門部隊が対応しなければ、解決は難しいでしょう。

デジタル社会で私が伝えたいこと

私が伝えたいことは何か起こってからでは遅いのが、SNS社会であり、このネット社会と言うことをもっと知って欲しいということです。

まず、個人個人がSNSの恐ろしさを知ってから使うことが重要なのではないでしょうか?

車に乗っていても自分が大事故に遭うなど思わないと思います。

しかし、それでも事故を起こしてしまうように、SNSでも何ら変わりはありません。

突然、出逢ってしまうのが、このSNSのトラブルなのです。

被害にあってしまうと誰かが助けてくれる?と思ってある方が大半だと思います。

しかし、今のネット社会はそれが非常に難しく、できたとしても高額な費用が発生してしまいます。

もちろん、それが成功するという保証は全くと言って良いほどありません。

テクノロジーの進化がそれを肥大化しています。

そういう現状を伝えたかったので、ダラダラ書いてしまいました。

どう考えても実名と写真と生活をさらけ出す?

これはまずいのではないでしょうか?

もう一度、ゆっくり良く考えるとその怖さが解ると思います。

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